クボタがNew Relicを導入し農業機械・建設機械向けクラウドサービスの安定稼働と運用効率化を実現

text: XEXEQ編集部
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PR TIMES より

記事の要約

クボタは農業機械・建設機械のディーラー向けクラウドサービス「Kubota-PAD」にNew Relicを2023年7月に導入した。世界で約4万ユーザーが利用する同システムは、数百万点に及ぶサービス部品の検索・発注が可能になり、24時間365日の安定稼働を実現している。^[1]

Kubota-PADはMicrosoft Azure上で稼働するクラウドサービスとして2017年から提供され、PCやモバイルなど多様なデバイスに対応している。外部システムとの連携を通じた在庫情報の確認や発注機能が実装され、アプリケーションの状況把握がより詳細に行えるようになった。

New Relicの導入後、カスタマーソリューション管理部と開発パートナー、IT部門の3者間で観測結果を共有する体制が確立された。画面の描画スピードやデータの検索スピード、発注の正確性などをSLOの指標として設定し、週次でチェックする仕組みが構築されている。

オブザーバビリティとは、システムの内部状態を外部から観測・把握できる能力のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

New Relicのオブザーバビリティプラットフォームは、アプリケーションやインフラストラクチャの状態を包括的に監視することができる。Kubota-PADへの導入により、システムの安定稼働が実現され、ユーザーの行動分析や品質保証の向上にも貢献している。

New Relicの導入により、システム障害の予防的対応が可能になり、開発効率が大幅に向上したことは評価に値する。特にプログラムの特定作業の工数が4分の1に削減されたことは、コスト削減と開発スピードの向上に直結している。

今後の課題として、グローバルに展開するサービスにおけるデータの保護とコンプライアンスへの対応が挙げられる。また、システムの複雑化に伴い、監視すべき項目が増加することで、運用チームの負担が増大する可能性もある。

将来的には、AIを活用した異常検知や自動復旧機能の実装が望まれる。New Relicの機能拡張により、より効率的なシステム運用が実現され、サービス品質のさらなる向上につながることを期待したい。

^ PR TIMES. 「クボタ、New Relicの導入により、世界4万ユーザーが利用する農業機械・建設機械のディーラー向けクラウドサービスにおいて、障害を未然に防ぐ予防的対応と安定稼働※を実現 | New Relic株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000066.000109343.html, (参照 24-11-01).
Microsoft. https://www.microsoft.com/ja-jp

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