株式会社MomoのコンクリートIoTシステムPコン PaletteがNETISに登録、建設現場の品質管理効率化に貢献

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

MomoのPコン PaletteがNETISに登録完了
残置物ゼロのコンクリート温度計測が可能に
コンクリートの品質管理向けIoTシステムを実現

コンクリート内部センシングシステムPコン PaletteがNETISに登録完了

株式会社Momoは建設現場での品質管理を効率化するコンクリート内部センシングシステムPコン Paletteを開発し、2024年10月31日に国土交通省の新技術情報提供システムNETISへの登録が完了したことを発表した。このシステムは残置物ゼロでコンクリートの温度計測が可能となり、非破壊・非侵襲での計測を実現している。^[1]

Pコン Paletteは型枠内のコンクリート温度と湿度を自動で測定し、寒中・暑中コンクリート管理に必要な囲い内の気温や湿度データと連携することが可能となった。コンクリート内部の温度変化を把握することで養生中の効率的な温度管理を実現し、施工スケジュールの最適化に貢献している。

さらにPコン Paletteは他社システムとのデータ連携によって管理工数を大幅に削減することが可能となっている。配合や打設日時を入力することでリアルタイムでコンクリートの推定強度を計算・表示する機能も搭載され、コンクリートの品質管理における作業効率が向上した。

Pコン Paletteの機能まとめ

項目	詳細
型枠内コンクリート温度計測	残置物なしでコンクリート温度をセンシング可能
型枠内コンクリート湿度計測	残置物なく型枠内の湿度を測定し充填状況を確認
環境センサ連携	寒中・暑中コンクリート管理用の気温・湿度データと連携
品質管理機能	コンクリート内部の温度変化把握と養生中の温度管理
施工計画支援	温度データを基に型枠とコンクリートの養生期間を最適化
データ管理	他社システムとの一元管理でデータ収集・確認の効率化

Pコン Paletteの詳細はこちら

NETISについて

NETISとは国土交通省が運用する新技術情報提供システムであり、新技術の活用促進を目的とした情報共有・提供のためのデータベースシステムのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

新技術に関する情報を一元管理するデータベース
新技術の活用促進に向けた情報共有プラットフォーム
公共工事での工事成績評定における加点対象

国土交通省はNETISを通じて新技術の情報共有と提供を促進することで、建設業界における技術革新を支援している。Pコン PaletteのようなIoTシステムがNETISに登録されることで、公共工事における品質管理の効率化と高度化が期待できるだろう。

参考サイト

^ PR TIMES. 「コンクリート内部センシングシステム「Pコン Palette」が国土交通省の新技術情報提供システム（NETIS）に登録。 | 株式会社Momoのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000035.000045691.html, (参照 24-11-01).

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