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公開：2024-11-02

オリコと島田掛川信用金庫が事業性ローン提携を開始、中小企業の資金調達を支援へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 島田掛川信用金庫とオリコが事業性ローン提携を開始
• 最大500万円までの事業資金融資が可能に
• 運転資金と設備資金の両方に対応

オリコと島田掛川信用金庫の事業性ローン提携開始

オリエントコーポレーションは島田掛川信用金庫と提携し、2024年11月1日より事業性ローンの取り扱いを開始した。この提携により法人および個人事業主向けに最大500万円までの事業資金融資が可能となり、運転資金や設備資金として活用できるようになっている。^[1]

事業性ローン小口タイプの対象は年商5億円以下の一般事業法人および個人事業主となっており、個人事業主の場合は申込時の年齢が75歳以下という条件が設定されている。島田掛川信用金庫の取扱条件を満たし、オリコの保証を受けられる事業者が利用可能だ。

オリコは1983年より金融機関と提携した個人向け融資の保証業務を開始しており、法人・個人事業主向けにも事業性融資の保証商品を提供してきた実績がある。クレジット事業で培ったノウハウを活かし、金融機関との提携関係を一層強化していく方針である。

事業性ローン小口タイプの概要

保証業務について

保証業務とは、金融機関による融資に対して第三者が保証人となり、借り手が返済不能となった場合に代わって返済を行う仕組みのことである。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 金融機関のリスク軽減に貢献
• 融資の円滑化を促進
• 借り手の信用補完機能を果たす

オリコは1983年から金融機関との提携による保証業務を展開しており、個人向け融資から法人・個人事業主向けの事業性融資まで幅広く対応している。クレジット事業で培った与信管理のノウハウを活かし、様々な保証商品を提供することで、金融機関と借り手の双方にメリットをもたらしている。

事業性ローン小口タイプに関する考察

本商品は中小企業や個人事業主の資金調達ニーズに対して迅速な対応を可能にする点で評価できる。特に最大500万円という融資枠と5年以内という返済期間は、小規模事業者の資金計画に合わせやすい設計となっており、事業展開の柔軟性を高めることが期待できるだろう。

ただし年商5億円以下という条件や個人事業主の年齢制限など、一定の制約も存在することから、対象とならない事業者への対応が課題となる可能性がある。今後は融資条件の柔軟化や融資枠の拡大など、より幅広い事業者のニーズに応えられる商品設計の検討が望まれる。

また金融機関との提携拡大に伴い、保証審査の効率化や与信管理の高度化が重要性を増すことが予想される。オリコには保証業務で培った経験とクレジット事業のノウハウを活かし、リスク管理と利便性の両立を図ることが求められるだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「島田掛川信用金庫と事業性ローンの保証業務を開始 | 株式会社オリエントコーポレーションのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000283.000084623.html, (参照 24-11-02).

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