アークエッジ・スペースが6U衛星汎用バス採用の小型衛星AE1bとONGLAISATを打ち上げ、国際宇宙ステーションに到着し実用化へ前進

PR TIMES より
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記事の要約
- アークエッジ・スペースが6U衛星汎用バスを採用した2機の小型衛星を打ち上げ
- AE1bとONGLAISATが国際宇宙ステーションに到着
- 小型衛星は今後1ヶ月程度で宇宙空間へ放出予定
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アークエッジ・スペースの6U衛星汎用バスを採用した小型衛星の打ち上げ
アークエッジ・スペースは6U衛星汎用バスを採用したAE1bとONGLAISATの2機の小型衛星を2024年11月5日に打ち上げた。SpaceXのFalcon9ロケットによってフロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げられ、ドラゴン宇宙船の商業補給サービスによって国際宇宙ステーションに到着している。[1]
AE1bは花巻スペースプロジェクトの一環として、岩手県立花巻北高等学校の生徒が携わったミッション機器を搭載した衛星となっており、人工衛星には宮沢賢治の作品から「YODAKA」と名づけられた。衛星の設計から開発、製造、運用までアークエッジ・スペースが担当し、衛星量産システムと複数衛星の自動運用システムの実運用を開始する。
ONGLAISATは台湾宇宙センターとの連携により開発されたリモートセンシング衛星で、新規開発の光学観測装置を搭載している。衛星バスの開発やインテグレーション試験は東京大学が担当し、アークエッジ・スペースは各種ベンダーとの契約や官辺調整を実施することになった。
小型衛星AE1bとONGLAISATの特徴まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
衛星サイズ | 6U衛星汎用バス |
打ち上げ日時 | 2024年11月5日 11時29分 |
打ち上げ場所 | フロリダ州ケネディ宇宙センター |
使用ロケット | SpaceX Falcon9 |
運用開始 | 放出後1ヶ月程度の初期運用後 |
主な特徴 | 低コストかつ短期間での開発が可能 |
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リモートセンシングについて
リモートセンシングとは、対象物に直接触れることなく、離れた場所から観測対象の情報を取得する技術のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- 人工衛星や航空機から地球表面を観測
- 広域的なデータ収集が可能
- 定期的な観測による時系列データの取得
ONGLAISATに搭載される光学観測装置は、効率的かつ高頻度な災害監視や環境モニタリングを実現するためのリモートセンシング技術を活用している。民生品を活用することで低コストかつ短期間での開発を可能にし、幅広い分野での利用拡大やビジネス展開が期待されている。
小型衛星AE1bとONGLAISATに関する考察
小型衛星の開発において6U衛星汎用バスを採用したことは、開発期間の短縮とコスト削減に大きく貢献する可能性がある。特に民生品を活用することで、従来の宇宙開発に比べて大幅なコストダウンが実現されており、宇宙ビジネスの新たな可能性を切り開く取り組みとなっている。
一方で、民生品の宇宙空間での信頼性や耐久性については、まだ十分なデータが蓄積されていない状況だ。今後は実運用を通じて得られるデータを基に、民生品の宇宙利用における課題を洗い出し、必要に応じて設計や部品選定の最適化を進めていく必要があるだろう。
将来的には、小型衛星による地球観測データの活用範囲が更に広がることが期待される。特に防災や環境モニタリングの分野では、高頻度な観測による時系列データの取得が可能となり、より詳細な分析や予測が実現できるようになるはずだ。
参考サイト
- ^ PR TIMES. 「アークエッジ・スペース、新開発の6U衛星汎用バスを採用した小型衛星AE1bおよびONGLAISATが国際宇宙ステーションに到着 | 株式会社アークエッジ・スペースのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000033.000073065.html, (参照 24-11-07).
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