リクルートがSUUMOマガジンなど住宅情報誌4誌の休刊を発表、2025年2月以降に順次移行へ

text: XEXEQ編集部
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記事の要約

リクルートが住宅情報誌4誌の休刊を発表
2025年2月以降に順次休刊へ移行
SUUMOマガジンなど長年の歴史に幕

リクルートが住宅情報誌4誌の休刊を決定

リクルートは2024年11月5日、住宅情報のフリーペーパー「SUUMOマガジン」や「SUUMO新築マンション」など4誌を2025年2月以降に順次休刊することを発表した。同社は1976年に「住宅情報」として住宅事業を開始して以来、不動産広告の基準や表現ルールを設定するなど信頼できる情報提供を通じて住まい探しの利便性向上に貢献してきた。^[1]

休刊の対象となるのは、注文住宅を建てる方向けの情報誌「SUUMO ○○の注文住宅」、プレミアム住宅情報雑誌「都心に住む by SUUMO」、地域限定型の住宅情報誌「SUUMOマガジン」、新築マンション情報誌「SUUMO新築マンション」の4誌となっている。各誌は2025年2月から3月にかけて順次最終号を迎えることになるだろう。

今後はウェブサイトやアプリの「SUUMO」を通じた情報提供に注力していく方針を示している。なお「SUUMO注文住宅 ○○で建てる」の市販誌は発行を継続し、フリーペーパーの年度版企画「不動産会社ガイド」も特別版として来年度の発行が予定されているのだ。

休刊する住宅情報誌の概要

媒体名	概要	最終発行日
SUUMO ○○の注文住宅	家づくりのアイデアやノウハウを紹介するフリーペーパー	2025年2月18日
都心に住む by SUUMO	都心の厳選した住まい情報を提供する隔月刊誌	2025年2月26日
SUUMOマガジン	エリア別・沿線別の住宅情報フリーペーパー	2025年3月5日
SUUMO新築マンション	新築マンション情報のフリーペーパー	2025年3月18日

フリーペーパーについて

フリーペーパーとは、無料で配布される定期刊行物のことを指している。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

広告収入を主な収益源とする無料の情報媒体
特定のエリアや層に特化した情報提供が可能
手に取りやすく、読者との接点を作りやすい

SUUMOマガジンは1976年に創刊した市販誌「住宅情報」が前身となっており、後に「住宅情報エリア版」「住宅情報タウンズ」を経て2009年より現在の名称となった。新築マンション情報誌「SUUMO新築マンション」も同様の変遷を辿っている。

住宅情報誌の休刊に関する考察

住宅情報誌の休刊は、デジタル化が進む不動産情報業界の転換点を象徴する出来事として捉えることができる。情報のデジタル化により、より詳細な物件情報や価格の比較、立地条件の確認などがウェブサイトやアプリで容易になっており、紙媒体の役割が相対的に低下していることは否めないだろう。

一方で、長年にわたり住宅情報誌が果たしてきた役割は非常に大きく、特に地域に密着した情報提供や不動産広告の信頼性向上に大きく貢献してきた。今後はウェブサイトやアプリでこれらの価値をどのように継承し発展させていくかが重要な課題となるはずだ。

今後の展望として、デジタルプラットフォームならではの特性を活かした新しいサービスの展開が期待される。リアルタイムの物件情報更新やAIを活用した物件提案、VR内覧など、テクノロジーを活用した革新的なサービスの提供が不動産情報の新たな価値を創出する可能性を秘めているだろう。

参考サイト

^ 株式会社リクルート. 「『SUUMO ○○の注文住宅』※ 『都心に住む by SUUMO』『SUUMOマガジン』『SUUMO新築マンション』休刊のお知らせ | 株式会社リクルート」. https://www.recruit.co.jp/newsroom/pressrelease/2024/1105_14851.html, (参照 24-11-07).

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