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【CVE-2024-50466】WordPressプラグインDarkMySiteにCSRF脆弱性、バージョン1.2.8以前のユーザーに影響

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • WordPressプラグインDarkMySiteにCSRF脆弱性を発見
  • バージョン1.2.8以前の全バージョンが影響を受ける
  • CVSSスコアは4.3でMedium評価に分類

DarkMySiteプラグインのバージョン1.2.8以前のCSRF脆弱性

PatchstackはWordPress用プラグインDarkMySite - Advanced Dark Mode Plugin for WordPressのバージョン1.2.8以前に存在するCross-Site Request Forgery(CSRF)の脆弱性を2024年10月29日に公開した。この脆弱性は【CVE-2024-50466】として識別されており、攻撃者によって不正なリクエストが送信される可能性がある。[1]

CVSSv3.1での評価によると、攻撃元区分はネットワーク経由であり、攻撃条件の複雑さは低いとされている。また、特権レベルは不要だがユーザーの関与が必須であり、影響範囲は限定的であることから、深刻度はMediumと評価されている。

DarkMySiteプラグインの脆弱性は、SSVCによる評価では技術的影響が部分的であり、自動化された攻撃は確認されていない。CWEでは、CWE-352としてCSRF脆弱性に分類されており、早急な対応が推奨されている。

DarkMySiteプラグインの脆弱性詳細

項目 詳細
CVE番号 CVE-2024-50466
影響を受けるバージョン 1.2.8以前の全バージョン
CVSSスコア 4.3(Medium)
CWE分類 CWE-352(CSRF)
公開日 2024年10月29日
発見者 SOPROBRO(Patchstack Alliance)

Cross-Site Request Forgeryについて

Cross-Site Request Forgery(CSRF)とは、Webアプリケーションに対する攻撃手法の一つであり、ユーザーの意図しない不正なリクエストを強制的に送信させる脆弱性のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • 正規ユーザーの認証情報を悪用した攻撃が可能
  • ユーザーの意図しない操作を強制的に実行
  • Webアプリケーションの重要な機能が悪用される危険性

WordPressプラグインDarkMySiteのCSRF脆弱性では、攻撃者が正規ユーザーのブラウザを介して不正なリクエストを送信することが可能となっている。この脆弱性が悪用された場合、ユーザーが意図しない設定変更やデータ操作が実行される可能性があるため、早急なバージョンアップデートが推奨される。

DarkMySiteプラグインの脆弱性に関する考察

DarkMySiteプラグインのCSRF脆弱性は、CVSSスコアが4.3と比較的低く評価されているものの、WordPressの広範な利用実態を考慮すると無視できない問題である。特にダークモード機能は多くのWebサイトで重要な役割を果たしており、この脆弱性が悪用された場合、ユーザーエクスペリエンスに深刻な影響を及ぼす可能性がある。

今後はCSRF対策として、トークンベースの検証やSameSite属性の適切な設定など、より強固なセキュリティ機能の実装が求められる。また、プラグイン開発者はセキュリティテストの強化やコードレビューの徹底を行い、同様の脆弱性の再発防止に努める必要がある。

WordPressエコシステム全体としても、プラグインのセキュリティ審査基準の厳格化や、脆弱性情報の共有体制の強化が望まれる。特にCSRFのような基本的な脆弱性が発見された場合、早期発見・修正のためのガイドラインの整備や、開発者向けの教育支援も重要な課題となるだろう。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE Record | CVE」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-50466, (参照 24-11-09).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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