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【CVE-2024-6626】EleForms 2.9.9.9に認証機能の欠如による脆弱性、フォーム送信データの不正閲覧が可能に

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • EleForms 2.9.9.9以前のバージョンで認証機能の欠如が判明
  • 未認証の攻撃者がフォーム送信データを閲覧可能な脆弱性
  • WordfenceがCVE-2024-6626として報告を実施

EleForms 2.9.9.9における認証機能の脆弱性

Wordfenceは2024年11月6日、WordPressプラグインのEleForms – All In One Form Integration including DB for Elementorに認証機能の欠如による脆弱性を発見したと発表した。複数の機能において認証チェックが実装されていないため、未認証の攻撃者がフォームの送信データにアクセス可能な状態となっている。[1]

この脆弱性はCVE-2024-6626として識別され、CWEによる脆弱性タイプは認証機能の欠如(CWE-862)に分類されている。NVDの評価によると、攻撃元区分はネットワークであり、攻撃条件の複雑さは低く、特権レベルは不要とされているため、早急な対応が必要だ。

WordPressプラグインの脆弱性は、ウェブサイトのセキュリティに直接的な影響を与える可能性が高い。特にフォーム送信データには個人情報が含まれる可能性があり、データ漏洩のリスクが存在するため、影響を受けるバージョンを使用している場合は速やかなアップデートが推奨される。

EleFormsの脆弱性詳細

項目 詳細
CVE番号 CVE-2024-6626
影響を受けるバージョン 2.9.9.9以前のすべてのバージョン
脆弱性の種類 認証機能の欠如(CWE-862)
CVSS評価 5.3(Medium)
攻撃の前提条件 特権レベル不要、ユーザー操作不要

認証機能の欠如について

認証機能の欠如とは、システムやアプリケーションにおいて適切なユーザー認証プロセスが実装されていない状態を指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • ユーザーの身元確認が不十分または未実装
  • 重要な機能やデータへの不正アクセスが可能
  • セキュリティ上の重大な脆弱性となる可能性

EleFormsの事例では、フォーム送信データへのアクセスに対する認証チェックが実装されていないことが問題となっている。この脆弱性により未認証の攻撃者がフォームの送信データを閲覧できる状態となり、個人情報の漏洩リスクが発生している。

EleFormsの脆弱性に関する考察

WordPressプラグインの認証機能の欠如は、開発段階での設計ミスや実装の不備に起因する可能性が高いと考えられる。フォーム送信データは個人情報を含む可能性が高く、適切なアクセス制御の実装は最優先で考慮されるべき要件であったはずだ。今回の事例は、セキュリティ設計の重要性を再認識させる機会となるだろう。

今後はプラグイン開発において、コードレビューやセキュリティテストの強化が必要不可欠となる。特に認証・認可に関する機能は、開発初期段階から慎重に設計し、実装後も定期的な見直しを行うことが望ましい。プラグインのエコシステム全体でセキュリティ意識を高めることが、同様の問題の再発防止につながるはずだ。

また、WordPressプラグインの利用者側も、定期的なアップデートチェックやセキュリティ情報の収集を習慣化する必要がある。プラグインの選定時には、開発元のセキュリティへの取り組みや更新頻度を考慮し、信頼できるものを選択することが重要だろう。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE Record | CVE」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-6626, (参照 24-11-12).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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