【CVE-2024-35522】Netgear EX3700 AC750に深刻な認証済みコマンドインジェクションの脆弱性が発見、早急な対応が必要に
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記事の要約
- Netgear EX3700 AC750の認証済みコマンドインジェクションの脆弱性を確認
- operating_mode.cgiのap_modeパラメータに影響する深刻な問題
- CVSS評価スコア8.4のHigh深刻度の脆弱性
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Netgear EX3700 AC750の重大な脆弱性
Netgearは2024年10月11日、EX3700 AC750 WiFi Range Extender Essentials Editionにおける認証済みコマンドインジェクションの脆弱性【CVE-2024-35522】を公開した。この脆弱性はoperating_mode.cgiのap_modeパラメータに存在し、ap_24g_manualが1に設定され、ap_24g_manual_secがNotNoneに設定されている場合に発生する深刻な問題となっている。[1]
脆弱性評価システムCVSSにおいて、この脆弱性は攻撃の複雑さが低く、攻撃ベクトルが隣接ネットワークであることが示されている。影響範囲は機密性・完全性・可用性のすべてにおいて高く、特権レベルが高い状態での攻撃が可能となっているため、早急な対応が求められる状況だ。
CISAによる更新情報では、SSVCおよびKEVの評価に加え、CVSSとCWEの情報が提供されており、脆弱性の深刻度がより詳細に分析されている。この脆弱性に対する対策として、ファームウェアバージョン1.0.0.98以降への更新が推奨されており、ユーザーは速やかな更新が必要となっている。
Netgear EX3700 AC750の脆弱性詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
CVE番号 | CVE-2024-35522 |
公開日 | 2024年10月11日 |
更新日 | 2024年10月15日 |
CVSSスコア | 8.4(High) |
対象バージョン | 1.0.0.98未満 |
影響範囲 | 機密性・完全性・可用性すべてにおいて高 |
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コマンドインジェクションについて
コマンドインジェクションとは、攻撃者が悪意のあるコマンドを実行可能なシステムコマンドとして注入する攻撃手法のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- システムコマンドを実行する権限を不正に取得
- 重要な情報の改ざんや漏洩のリスクが高い
- システム全体に深刻な影響を及ぼす可能性がある
Netgear EX3700の脆弱性では、operating_mode.cgiのap_modeパラメータを介してコマンドインジェクション攻撃が可能となっており、認証された状態でシステムに対して不正なコマンドを実行できる状態にある。この脆弱性は高い特権レベルで実行可能であり、システムの機密性、完全性、可用性のすべてに重大な影響を及ぼす可能性が指摘されている。
Netgear EX3700の脆弱性に関する考察
Netgear EX3700の脆弱性対策として、認証要件が設けられていることは一定の防御策として評価できる部分である。しかし認証後に高い特権レベルでコマンドインジェクションが可能となる状況は、内部からの攻撃に対して脆弱な状態を作り出している可能性が高く、早急な対応が必要不可欠となっている。
今後の課題として、パラメータのバリデーション強化やコマンド実行権限の適切な制限など、多層的な防御メカニズムの実装が求められる。特にap_modeパラメータに関連する入力値の検証を強化し、不正なコマンド実行を防ぐための対策を講じることが重要となるだろう。
長期的な対策として、セキュリティ設計の見直しや定期的な脆弱性診断の実施が推奨される。特に認証後の権限管理や重要なパラメータの処理方法について、より厳密な制御を実装することで、同様の脆弱性の再発を防ぐことが可能となるはずだ。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE Record | CVE」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-35522, (参照 24-11-13).
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