【CVE-2024-10269】Easy SVG Support 3.7でXSS脆弱性が発見、Author権限での攻撃に注意
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記事の要約
- Easy SVG Support 3.7以前のバージョンにXSS脆弱性
- Author権限以上でSVGファイルアップロードによる攻撃が可能
- REST APIを介したSVGファイルアップロードに問題
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Easy SVG Support 3.7におけるXSS脆弱性の発見
WordPressプラグインのEasy SVG Supportにおいて、バージョン3.7以前に深刻な脆弱性が発見され、2024年11月8日に公開された。この脆弱性は【CVE-2024-10269】として識別されており、REST APIを介したSVGファイルアップロードにおいて不適切な入力サニタイズとアウトプットエスケープが原因で発生している。[1]
脆弱性の深刻度はCVSSスコアで6.4(MEDIUM)と評価されており、認証済みの攻撃者がAuthor以上の権限を持っている場合に悪用が可能となっている。攻撃者は任意のWebスクリプトを含むSVGファイルをアップロードし、ユーザーがそのファイルにアクセスした際にスクリプトが実行される危険性が存在するのだ。
この脆弱性の発見者はFrancesco Carlucci氏であり、WordFenceが脆弱性情報を公開している。攻撃条件の複雑さは低く評価されているものの、特権レベルが必要であり、影響範囲は限定的となっている。影響を受けるバージョンは3.7以前のすべてのバージョンであることが明らかになった。
Easy SVG Support 3.7の脆弱性詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
CVE番号 | CVE-2024-10269 |
影響を受けるバージョン | 3.7以前のすべてのバージョン |
脆弱性の種類 | Stored Cross-Site Scripting |
CVSSスコア | 6.4(MEDIUM) |
必要な権限 | Author以上 |
攻撃の複雑さ | 低 |
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Cross-site Scriptingについて
Cross-site Scripting(XSS)とは、Webアプリケーションにおける重大なセキュリティ上の脆弱性の一つで、攻撃者が悪意のあるスクリプトをWebページに挿入できる脆弱性のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- ユーザーの入力データが適切にサニタイズされずにWebページに出力される
- 攻撃者が任意のJavaScriptコードを実行可能
- セッションハイジャックやフィッシング詐欺などの攻撃に悪用される
Easy SVG Supportの脆弱性では、SVGファイルのアップロード機能を悪用したStored XSSが可能となっている。SVGファイル内に悪意のあるスクリプトを埋め込み、そのファイルにアクセスしたユーザーの環境で実行されることで、情報漏洩やセッションの乗っ取りなどの深刻な被害が発生する可能性がある。
Easy SVG Support脆弱性に関する考察
WordPress プラグインの脆弱性は、サイト運営者にとって深刻な問題となることが多いため、早急な対応が必要不可欠である。特にSVGファイルは画像データでありながらXMLベースで記述されているため、適切なバリデーションとサニタイズが行われない場合、XSS攻撃の格好のターゲットとなってしまう。
今後はSVGファイルのアップロード機能を持つプラグインにおいて、より厳密な入力検証とエスケープ処理の実装が求められるだろう。プラグイン開発者は、ファイルアップロード機能を実装する際に、SVGファイルの特性を十分に理解し、セキュリティ対策を徹底する必要がある。
また、WordPressコミュニティ全体として、プラグインのセキュリティレビューの強化と、脆弱性発見時の迅速な対応体制の整備が重要となる。プラグインの品質向上とセキュリティ強化により、WordPressエコシステム全体の信頼性向上につながることが期待される。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE Record | CVE」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-10269, (参照 24-11-15).
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
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