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SECURITY

公開：2024-11-15

日立ソリューションズがFortanix Data Security Managerを販売開始、クラウドデータの暗号化と暗号鍵の分散管理で安全性が向上

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 日立ソリューションズがFortanix Data Security Managerを販売開始
• クラウド上のデータを自社鍵で暗号化し第三者アクセスを防止
• 125以上のクラウドサービスと連携しデータを保護

日立ソリューションズのFortanix Data Security Managerによるクラウドデータ保護強化

日立ソリューションズはFortanix Inc.と販売代理店契約を締結し、統合データセキュリティプラットフォーム「Fortanix Data Security Manager」を2024年11月18日より販売開始する予定だ。クラウドサービス上の企業データを暗号化し、暗号鍵をお客さまが管理することで、第三者によるデータアクセスや情報漏洩のリスクから重要な企業データを保護することが可能になっている。^[1]

企業の基幹システムや業務システムのクラウド移行が進む中、海外企業のクラウドサービス利用による他国の法律の影響や、サイバー攻撃による機密データの流出リスクが高まっている現状がある。2023年5月に成立した経済安全保障推進法では、電力や通信、金融などの重要インフラの安全性確保のため、企業に対してより強固なサイバーセキュリティ対策が求められているのだ。

Fortanix社はPCI-DSS、ISO 27001、CIS、SOC-2 Type 2などの認証を取得しており、米国連邦標準規格のFIPS 140-2レベル3に準拠した高セキュリティのHSMをデータセンターに設置してサービスを提供している。OpenAPI v3.0により125以上のクラウドサービスと連携が可能で、オンプレミスとの連携もサポートしているため、データの保管場所を問わず高度なセキュリティ対策を実現できる。

Fortanix Data Security Managerの機能まとめ

Fortanix Data Security Managerの詳細はこちら

暗号鍵の分散管理について

暗号鍵の分散管理とは、データを暗号化する際に使用する暗号鍵を複数の場所に分散して保管する手法のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 暗号鍵を複数の場所に分散して管理することでセキュリティを強化
• データと暗号鍵を別々に管理することで不正アクセスのリスクを低減
• クラウドサービス提供者でもデータ内容を閲覧できない仕組みを実現

経済安全保障推進法では重要インフラの安全性確保のため、企業に対してより強固なセキュリティ対策を求めており、暗号化したデータと暗号鍵の分散管理も推奨されている。Fortanix Data Security Managerは米国連邦標準規格のFIPS 140-2レベル3に準拠したHSMを採用することで、高度な暗号鍵管理を実現している。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「クラウドのデータを自社鍵で暗号化する「Fortanix Data Security Manager」を販売 | 株式会社日立ソリューションズのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000265.000053429.html, (参照 24-11-15).
2. Microsoft. https://www.microsoft.com/ja-jp
3. Google. https://blog.google/intl/ja-jp/

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