【CVE-2024-51576】WordPress AMP Img Shortcode 1.0.1に格納型XSSの脆弱性、CVSSスコア6.5で中程度の深刻度
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記事の要約
- WordPress AMP Img Shortcodeに格納型XSS脆弱性
- バージョン1.0.1以前が影響を受ける
- 深刻度は中程度でCVSS 6.5を記録
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WordPress AMP Img Shortcode 1.0.1の格納型XSS脆弱性
Patchstack OÜは2024年11月10日、WordPress用プラグインAMP Img Shortcodeにおいて格納型XSS(クロスサイトスクリプティング)の脆弱性が発見されたことを公開した。この脆弱性は【CVE-2024-51576】として識別されており、バージョン1.0.1以前のAMP Img Shortcodeに影響を及ぼすことが判明している。[1]
この脆弱性はCVSS 3.1で評価されており、深刻度は6.5点で中程度と判定された。攻撃者は限定された特権でネットワークを介して攻撃を実行でき、ユーザーの関与が必要となるものの、スコープの変更を伴う可能性がある脆弱性だ。
セキュリティ評価によると、攻撃の自動化は現時点では確認されておらず、技術的な影響は部分的なものとされている。SSVCバージョン2.0.3の評価では、深刻度は中程度とされ、早急な対応が推奨される状況となっている。
WordPress AMP Img Shortcodeの脆弱性情報まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
脆弱性ID | CVE-2024-51576 |
影響を受けるバージョン | 1.0.1以前 |
脆弱性のタイプ | 格納型XSS (CWE-79) |
CVSS評価 | 6.5 (中程度) |
発見者 | SOPROBRO (Patchstack Alliance) |
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格納型XSSについて
格納型XSSとは、悪意のあるスクリプトがWebサイトのデータベースやファイルに永続的に保存される脆弱性のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- データベースに保存された悪意のあるスクリプトが複数のユーザーに影響
- 入力値の不適切なサニタイズによって発生
- 反射型XSSと比較して影響範囲が広い
WordPress AMP Img Shortcodeの脆弱性では、プラグインのWeb生成時における入力の無害化処理が不適切であることが原因となっている。攻撃者が限定された特権でネットワークを介して攻撃を実行できるため、ユーザーの関与が必要となるものの、スコープの変更を伴う可能性がある深刻な脆弱性だ。
WordPress AMP Img Shortcodeの脆弱性に関する考察
WordPress AMP Img Shortcodeの格納型XSS脆弱性は、プラグインの基本的なセキュリティ対策の不備を浮き彫りにしている。特にユーザー入力の適切なサニタイズが実装されていないことは、Webアプリケーションのセキュリティ設計における重要な課題となっている。今後は入力値の検証やエスケープ処理の強化が必要不可欠だ。
この脆弱性は攻撃の自動化が確認されていない点が唯一の救いだが、早急な対策が必要となる。WordPressプラグインの開発者はセキュリティテストの強化やコードレビューの徹底を図り、リリース前のセキュリティチェックを強化する必要があるだろう。
今後はWordPressエコシステム全体でセキュリティ意識の向上が求められる。特にプラグイン開発者向けのセキュリティガイドラインの整備や、脆弱性検出ツールの導入支援など、包括的なセキュリティ対策の強化が望まれる。コミュニティ全体でセキュリティ品質の向上を目指すべきだ。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE Record | CVE」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-51576, (参照 24-11-16).
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