Azure Developer CLI 1.11.0がazd addを搭載し、アプリケーション開発の効率化を実現
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記事の要約
- Azure Developer CLI 1.11.0が新機能azd addを搭載
- コードベースからアプリ構築が可能に
- データベースやAIサービスの追加が容易に
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Azure Developer CLI 1.11.0の新機能azd addがアプリケーション開発を効率化
MicrosoftはAzureアプリケーション開発の効率化を目指し、Azure Developer CLI 1.11.0を2024年11月にリリースした。新バージョンでは新機能azd addが導入され、アプリケーションにAzureコンポーネントを段階的に追加できるようになっている。Azure Verified Modulesを活用することで、セキュアなアプリケーション構築が可能になったのだ。[1]
Azure Developer CLI 1.11.0では既存のコードベースからの開発開始が可能になり、inflaフォルダの生成から始められるようになった。また、データベースやAzure OpenAIなどのAzureサービスを必要に応じて追加できる柔軟な開発フローを実現し、開発者の生産性が大幅に向上するだろう。
さらにazd infra synthコマンドを使用することで、生成されたBicepコードを/inflaフォルダで確認できるようになった。Azure Container Appsをホストとして利用可能になり、MongoDB、PostgreSQL、Redisなどのデータベースサービスとの連携も容易になっている。
Azure Developer CLI 1.11.0の機能まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
新機能 | azd add(アルファ版) |
対応サービス | Azure OpenAI、MongoDB、PostgreSQL、Redis |
ホストサービス | Azure Container Apps |
開発フロー | コードベースからの開始、段階的なサービス追加が可能 |
セキュリティ | Azure Verified Modulesによる安全性確保 |
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Azure Verified Modulesについて
Azure Verified ModulesとはAzureリソースの構築に使用される検証済みのモジュールコレクションのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- セキュリティを重視した設計パターンの提供
- 標準化されたインフラストラクチャコードの実装
- ベストプラクティスに基づく構成管理
Azure Developer CLI 1.11.0のazd add機能では、Azure Verified Modulesを活用することでセキュアなアプリケーション構築を実現している。開発者はこれらの検証済みモジュールを利用することで、セキュリティリスクを最小限に抑えながら効率的なアプリケーション開発が可能になるのだ。
Azure Developer CLI 1.11.0に関する考察
Azure Developer CLI 1.11.0のazd add機能は開発効率の向上に大きく貢献する可能性を秘めている。開発者は既存のコードベースから開発を開始し、必要なサービスを段階的に追加できるため、アプリケーション開発のスピードが大幅に向上するだろう。ただし、現状ではアルファ版であり、本番環境での利用には慎重な判断が求められるはずだ。
今後の課題として、Azure Container Apps以外のホストサービスへの対応拡大が挙げられる。Azure FunctionsやAzure App Serviceなど、より多様なホスティングオプションをサポートすることで、開発者の選択肢が広がり、より柔軟なアプリケーション開発が可能になるだろう。セキュリティ面での検証も継続的に行う必要がある。
将来的には、機械学習モデルの統合やコンテナオーケストレーションなど、より高度な機能の追加も期待される。Azure Verified Modulesの拡充と共に、開発者がより安全で効率的なアプリケーション開発を実現できる環境が整っていくことだろう。
参考サイト
- ^ Microsoft Visual Studio. 「Azure Developer CLI (azd) – November 2024」. https://devblogs.microsoft.com/azure-sdk/azure-developer-cli-azd-november-2024/, (参照 24-11-16).
- Microsoft. https://www.microsoft.com/ja-jp
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