SPACECOOL株式会社がGRIC PITCHでスポンサー賞を受賞、放射冷却技術で省エネルギー化に貢献

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

SPACECOOL株式会社がGRIC PITCHで2つのスポンサー賞を受賞
放射冷却素材SPACECOOLがカーボンニュートラル技術として評価
国内外で実導入が進み省エネ技術として認知が拡大

放射冷却素材SPACECOOLが高評価を獲得しカーボンニュートラル実現に寄与

SPACECOOL株式会社は2024年11月14日、国内最大級のカンファレンス「GRIC2024」で実施されたピッチコンテスト「GRIC PITCH」において、三井不動産株式会社とWoven Capital Management Company, L.L.C.からスポンサー賞を受賞した。全17社のスタートアップが参加する中、同社は唯一2社からスポンサー賞を受賞する快挙を達成したのだ。^[1]

放射冷却素材SPACECOOLは直射日光下において太陽光と大気からの熱をブロックし、宇宙に熱を逃がすことでゼロエネルギーでの冷却を可能にする革新的な技術である。この技術は建物や屋外機器の温度上昇抑制、空調エネルギーの削減などに貢献しており、省エネ技術として高い評価を得ている。

GRIC2024は渋谷ヒカリエホールで開催され、国内外100名以上の審査員が審査を行うグローバルなピッチステージとなった。GREEN、HEALTHCARE、UPRISING DIGITALの3テーマが設けられ、同社はGREENのカテゴリーでプレゼンテーションを実施し、カーボンニュートラル技術として高い評価を獲得した。

放射冷却素材SPACECOOLの特徴まとめ

項目	詳細
主な機能	太陽光と大気からの熱をブロック、宇宙への放熱を実現
技術的特徴	独自の光学制御技術による材料設計
導入効果	建物や屋外機器の温度上昇抑制、空調エネルギーの削減
評価ポイント	ゼロエネルギーでの冷却実現、カーボンニュートラルへの貢献

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放射冷却について

放射冷却とは、熱せられた物体の熱が電磁波として運ばれる現象である熱ふく射を利用した冷却技術のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

物体の熱を電磁波として宇宙空間に放出
外部エネルギー不要で冷却が可能
環境負荷が極めて低い冷却方式

SPACECOOLは独自の光学制御技術により太陽光の入熱を抑え熱ふく射による放熱を最大化する材料設計を実現している。カーボンニュートラル技術として国内外で実導入が進んでおり、建物や屋外機器の温度上昇抑制に貢献するゼロエネルギーの冷却技術として注目を集めているのだ。

放射冷却素材SPACECOOLに関する考察

放射冷却素材SPACECOOLの最大の利点は外部エネルギーを必要としない冷却システムを実現した点にある。従来の空調システムと比較して運用コストを大幅に削減できる可能性を秘めており、企業の省エネ対策として非常に魅力的な選択肢となっているのだ。

今後の課題としては素材の耐久性や長期的な性能維持が挙げられる。屋外での使用を想定すると紫外線や風雨による劣化への対策が重要となり、メンテナンス方法の確立や素材の改良が必要になってくるだろう。

将来的には建築資材としての規格化や量産体制の確立が期待される。特に新築建物への標準装備化や既存建築物への後付け施工方法の開発が進めば、都市全体の熱環境改善に大きく貢献する可能性を秘めているのだ。

参考サイト

^ PR TIMES. 「スタートアップピッチコンテスト「GRIC PITCH」でクライメートテック企業SPACECOOL株式会社が2つのスポンサー賞を受賞 | SPACECOOL株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000109.000078861.html, (参照 24-11-16).

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