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DESIGN

公開：2024-11-16

ITOCHU SDGs STUDIOがリサイクルガラスと蓄光石を使用したウィンターイルミネーションを開始、サステナブルな空間演出を実現

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• ITOCHU SDGs STUDIOがウィンターイルミネーションを開始
• リサイクルガラスと蓄光石を使用したサステナブルな演出
• 雪の結晶オーナメント制作ワークショップを開催

ITOCHU SDGs STUDIOの森のクリスマスイルミネーション展開

ITOCHU SDGs STUDIOは2024年11月14日より、リサイクルガラスと蓄光石を活用したウィンターイルミネーション「森のクリスマス」の展示を開始した。イルミネーション工房のデザイン・プランナー黒木沙理氏を迎え、DOMEの中に冬の深い森が出現し、環境に配慮した素材で幻想的な空間を演出している。^[1]

施設内中庭や大階段にはゴールドとアイボリーを基調としたイルミネーションが施され、来場者以外にも心温まる瞬間を提供している。ツリーのライトには一般的なLEDよりも消費電力が低い製品を採用し、環境への配慮を徹底した設計となっている。

また、12月7日には関連ワークショップ「ブラックライトで光る雪の結晶/リサイクルガラスで作るクリスマスツリー」を開催する予定だ。参加者が制作した雪の結晶オーナメントはDOME内ツリーに展示され、ミニクリスマスツリーは持ち帰ることが可能となっている。

ITOCHU SDGs STUDIOのウィンターイルミネーション情報まとめ

イルミネーションの詳細はこちら

蓄光石について

蓄光石とは、太陽光やブラックライトなどの紫外線を吸収・蓄積し発光する人工石のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 人体や自然環境に無害な特別な蓄光顔料を使用
• 紫外線を受けることで幻想的な発光を実現
• 消費電力を抑えながら美しい光の演出が可能

ITOCHU SDGs STUDIOのイルミネーションでは、蓄光石を雪の表現やオーナメントとして活用することで、環境に配慮しながら幻想的な空間を創出している。従来のイルミネーションと組み合わせることで、省電力でありながら美しい光の景観を実現することに成功した。

ITOCHUのサステナブルイルミネーションに関する考察

リサイクルガラスと蓄光石を活用したイルミネーションは、廃棄物の有効活用と省エネルギーを両立させた画期的な取り組みといえる。従来は埋め立て処分されていた廃瓶を美しい演出に生まれ変わらせることで、環境への配慮とアート性の両立を実現している。このような取り組みは、サステナビリティへの意識向上にも貢献するだろう。

一方で、このような環境配慮型のイルミネーションは、従来の LED イルミネーションと比較してコストが高くなる可能性がある。リサイクルガラスの加工や蓄光石の製造には専門的な技術と設備が必要となり、普及に向けては製造コストの低減が課題となるだろう。技術革新とスケールメリットを活かしたコスト削減が、今後の展開のカギを握る。

今後は、より多くの企業や地域でこうしたサステナブルなイルミネーションの導入が期待される。企業のSDGs活動とアートを融合させた新しい表現方法として、環境負荷を抑えながら人々に感動を与えることができる。イルミネーションを通じた環境啓発活動の可能性は無限大だ。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「リサイクルガラス、蓄光石で輝くツリー「ITOCHU SDGs STUDIO DOME」第七弾「森のクリスマス」ウィンターイルミネーション | 伊藤忠商事株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000051.000086355.html, (参照 24-11-16).

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