BMW・MINI販売店に超急速EV充電器を導入、PowerXアプリで一般利用も可能に

text: XEXEQ編集部

PR TIMES より

記事の要約

BMW・MINI販売店に超急速EV充電器を導入
PowerXアプリから利用可能で一般にも開放
全国数十拠点に同様の充電器を設置予定

BMW・MINI販売店への超急速EV充電器導入の詳細

株式会社パワーエックスは、ビー・エム・ダブリュー株式会社と正規販売店契約を締結している株式会社モトーレン神戸が運営するBMW・MINI販売店に、初めて蓄電池型超急速EV充電器を導入した。この導入を皮切りに、全国各地のBMW・MINI販売店の数十拠点に同様の充電器を設置する計画を発表している。^[1]

設置された充電器はPowerXアプリを通じて予約・利用が可能で、充電した電力量に応じた従量課金制を採用している。この料金体系により、利用者にとって公平性の高いサービスを提供することが可能となった。さらに、この充電器はBMWとMINIの車両だけでなく、すべてのブランドの電気自動車オーナーに開放されている点も特筆すべき特徴だ。

パワーエックスは本年5月に「麻布台ヒルズ」に同充電器を設置し、BMW Destination Chargingプロジェクトの一環として運用を開始した実績がある。今回のBMW・MINI販売店への充電設備の導入を通じて、EVユーザーにとって便利で安心できる充電インフラの整備に貢献することを目指している。このような取り組みは、今後のEV普及に大きな影響を与える可能性がある。

BMW・MINI販売店の超急速EV充電器の詳細

	Kobe BMW ハーバー神戸支店 / MINIハーバー神戸
設置場所	兵庫県神戸市中央区新港町１１−１ジーライオンアワーズビル 1F
導入製品	パワーエックス製蓄電池型超急速EV充電器「Hypercharger Standard」
最大出力	150kW（ブーストモード・10分間）/ 120kW（連続出力）
充電可能台数	2台
営業時間	10:00~18:00
定休日	火曜日・第二・第三水曜日
利用対象	充電規格「CHAdeMO」での充電に対応した電気自動車を所有されるオーナー

蓄電池型超急速EV充電器について

蓄電池型超急速EV充電器とは、高速で電気自動車を充電できる設備のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

蓄電池を内蔵し、電力需要のピーク時にも安定した充電が可能
最大150kWの高出力で、短時間での充電を実現
さまざまな種類の電気自動車に対応し、汎用性が高い

蓄電池型超急速EV充電器は、通常の充電器と比較して充電時間を大幅に短縮することができる。この特性により、長距離移動時の充電待ち時間を減らし、電気自動車の利便性を向上させることが可能となる。また、蓄電池を内蔵していることで、電力需要のピーク時でも安定した充電サービスを提供できるため、電力網への負荷を軽減する効果も期待できる。

BMW・MINI販売店への超急速EV充電器導入に関する考察

BMW・MINI販売店への超急速EV充電器の導入は、電気自動車の普及に向けた重要な一歩となるだろう。しかし、今後の課題として充電器の設置場所の最適化や、急速な需要増加に対応できる設備の拡充が挙げられる。特に都市部以外の地域での充電インフラの整備は、長距離移動を考える上で重要な課題となるだろう。

今後期待される新機能としては、AIを活用した充電予約システムの導入や、再生可能エネルギーとの連携強化が挙げられる。これにより、充電器の稼働率を最適化し、環境負荷をさらに低減することが可能になるだろう。また、他の自動車メーカーや充電サービス提供会社とのネットワーク統合も、ユーザーの利便性向上に大きく貢献する可能性がある。

長期的には、この取り組みがEV充電インフラの標準化を促進し、業界全体の発展につながることが期待される。パワーエックスとBMWグループの協力関係が、他の企業や団体を巻き込んだオープンな充電ネットワークの構築に発展することで、EVの普及がさらに加速する可能性がある。このような取り組みが、持続可能なモビリティ社会の実現に向けた大きな推進力となるだろう。