ブロックチェーン

BLOCKCHAIN

公開：2024-11-27

ぷらっとホームとINTMAXがWeb3 RWAでWallet技術の活用を開始、IoTデバイスのトークン化による非金融資産への展開を促進

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• ぷらっとホームとINTMAX、Web3 RWAでWallet技術活用を開始
• ThingsTokenとINTMAX Walletの連携によりRWA領域を拡大
• EthereumからIntmax2、Plasma Freeへと展開予定

ぷらっとホームとINTMAXのWeb3 RWAにおけるWallet技術活用

ぷらっとホームとINTMAXは2024年11月26日、ThingsTokenのステークホルダー参加においてINTMAX Walletの技術活用を開始することを発表した。両社は2024年7月に発表したRWAを記述する新しい汎用トークンプロトコルの商用化に向けたパートナーシップの一環として実施することになった。^[1]

ThingsTokenとINTMAX Walletの組み合わせにより、Web3におけるRWAとステークホルダー参加の領域を金融領域だけでなく、モノやデバイスを含む非金融領域まで大幅に拡大することが可能になる。この技術連携によってIoTやThingsを含む広範な非金融領域の物理アセットのトークン化が実現されるだろう。

両社は当初、EthereumおよびINTMAX Walletからの連携を開始し、その後INTMAXが開発するプライバシーとスケーラビリティを提供する新しいL2ネットワークであるIntmax2およびPlasma Freeへと展開を進める予定だ。この展開によってデジタル取引のセキュリティとプライバシーが強化されることになる。

Web3 RWAのWallet技術まとめ

RWAについて

RWAとは、Real World Assetsの略称で、現実世界の資産を指す重要な概念である。従来の金融資産だけでなく、物理的な資産全般を含む幅広い概念として注目を集めている。

• 不動産、株式、債権などの金融資産が対象
• IoTデバイスや物理的な設備も含む
• ブロックチェーン上でトークン化が可能

RWAはブロックチェーン技術と組み合わせることで、現実世界の資産をデジタル化し、より効率的な管理や取引を可能にする。ThingsTokenとINTMAX Walletの連携により、IoTデバイスや物理的な設備などの非金融資産もRWAとして扱えるようになり、Web3エコシステムの拡大に貢献する。

Web3 RWAのWallet技術活用に関する考察

ThingsTokenとINTMAX Walletの連携は、物理的な資産のトークン化という点で画期的な取り組みとなっている。従来のRWAが主に金融資産を対象としていた中で、IoTデバイスや設備などの非金融資産まで対象を広げることで、Web3の適用範囲が大きく拡大する可能性がある。

今後の課題として、物理的な資産の正確な評価やトークン化後の管理方法の確立が挙げられる。特にIoTデバイスの場合、デバイスの寿命や性能劣化をどのようにトークン価値に反映させるかが重要になってくるだろう。解決策としては、AIによる資産評価システムの導入や、スマートコントラクトによる自動的な価値調整メカニズムの実装が考えられる。

Web3技術とIoTの融合は、新たなビジネスモデルを生み出す可能性を秘めている。センサーデータの価値化やデバイス間の自律的な取引など、従来にない形での価値創造が期待できる。今後はより多くの企業がこの分野に参入し、エコシステムが拡大していくことが予想される。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「ぷらっとホームとINTMAX、Web3 RWAにおける新しいWallet技術の活用を開始 | ぷらっとホーム株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000158.000013751.html, (参照 24-11-27).

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