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公開：2024-11-27

ローレルバンクマシンが8軸多関節ロボットxLobomoの新GUIモデルを発表、直感的な操作性の実現で注目を集める

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• ローレルバンクマシンがJIMTOF2024に8軸多関節ロボットxLobomoを出展
• 新GUIモデルでゲームライクな操作性を実現
• マルチジョイスティックによるプログラム作成の効率化を実現

ローレルバンクマシンのxLobomoが新GUIモデルで操作性向上

ローレルバンクマシン株式会社は2024年11月5日から11月10日まで開催された第32回日本国際工作機械見本市 JIMTOF2024において、8軸多関節ロボットxLobomoの新GUIモデルを公開した。マルチジョイスティックを搭載した新インターフェースにより、ティーチング作業の効率化とプログラム作成の正確性が向上している。^[1]

新GUIモデルではジョグ画面上に4本のジョイスティックを再現することで直感的な操作を実現し、独自の動作であるミラーMotionやスカラMotionもワンボタン操作でティーチング可能になった。展示会では多くの来場者からこれらの新機能について高い評価を得ており、改良に向けた具体的な意見も多数寄せられている。

展示内容の詳細は11月29日にアペルザTVでの動画配信を通じて紹介される予定だ。また、12月3日からはオンデマンド配信も開始され、展示会に来場できなかった技術者や関係者も視聴可能になる。xLobomoの今後の開発に向けて、11月27日から12月12日までアンケート調査も実施している。

xLobomoの新GUI機能まとめ

多関節ロボットについて

多関節ロボットとは、人間の腕のように複数の関節を持ち、それぞれの関節を制御することで様々な動作を実現する産業用ロボットのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 複数の軸による高い自由度と柔軟な動作範囲
• 精密な位置決めと繰り返し動作の高い再現性
• プログラミングによる動作の自動化と最適化

xLobomoは8軸という特徴的な構成を採用しており、従来の6軸多関節ロボットと比較してより複雑な動作が可能になっている。新しいGUIの導入により、この高度な機構をより直感的に制御できるようになり、産業用ロボットの新たな可能性を切り開くものとして期待が高まっている。

xLobomoの新GUIモデルに関する考察

ゲームライクな操作性を実現した新GUIモデルは、ロボット操作の敷居を大きく下げる可能性を秘めている。マルチジョイスティックによる直感的な操作は、従来のティーチング作業における専門知識の必要性を軽減し、より多くの作業者がロボット制御に携わることを可能にするだろう。

今後の課題としては、複雑な動作シーケンスのプログラミングや異常時の対応など、高度な制御が必要な場面での操作性の向上が挙げられる。これらの課題に対しては、AIによる動作補助やシミュレーション機能の強化など、さらなる技術革新が期待される。

産業用ロボットの活用範囲は今後さらに拡大していくと予想され、xLobomoの新GUIはその流れを加速させる可能性を持っている。特に中小企業での導入障壁を下げる効果が期待でき、製造業のデジタルトランスフォーメーションにおいて重要な役割を果たすことになるだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「8軸多関節ロボット『ｘLobomo(クロスロボモ)』「第32回日本国際工作機械見本市 JIMTOF2024」出展レポートおよびご来場の御礼 | ローレルバンクマシン株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000015.000105949.html, (参照 24-11-27).

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