タムロンが初のキヤノンRF用APS-Cレンズ11-20mm F2.8を発売、高性能な超広角ズームレンズの新展開へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

タムロンがキヤノンRF用の大口径超広角ズームレンズを発売
最短撮影距離0.15mでワイドマクロ撮影が可能
静粛性のあるAF駆動を実現し動画撮影に対応

タムロン初のキヤノンRF用APS-Cレンズ11-20mm F/2.8の発売開始

株式会社タムロンは、同社初となるキヤノンRFマウント用APS-Cサイズミラーレス一眼カメラ向けの大口径超広角ズームレンズ「11-20mm F/2.8 Di III-A RXD」を2024年12月12日に発売する予定だ。RXDステッピングモーターユニットを搭載し、静止画と動画の両方で高精度なAFを実現している。^[1]

11-20mm F2.8は小型軽量設計を実現し、長さ84.2mm、質量340gとコンパクトなAPS-Cサイズミラーレス一眼カメラボディとの組み合わせに最適な超広角ズームレンズとなっている。対応するカメラと組み合わせることで手持ちでの静止画撮影に加え、小型三脚やジンバルを使用した動画撮影でも快適な撮影が可能になるだろう。

専用ソフトウェアTAMRON Lens Utilityを介してファームウェアのアップデートが可能であり、屋外での撮影を考慮した簡易防滴構造や防汚コートも採用している。また2枚のGMレンズを搭載することで画面全域で高い解像性能を維持し、特殊硝材XLDレンズ1枚とLDレンズ2枚の採用により諸収差を良好に補正している。

11-20mm F2.8の主な仕様まとめ

項目	詳細
焦点距離	11-20mm (35mm判換算17.6-32mm相当)
明るさ	F2.8
レンズ構成	10群12枚
最短撮影距離	0.15m (WIDE) / 0.24m (TELE)
最大撮影倍率	1:4 (WIDE) / 1:7.6 (TELE)
サイズ・重量	φ73mm × 84.2mm、340g

RXDについて

RXDとはRapid eXtra-silent stepping Driveの略称で、タムロンが独自開発したステッピングモーターユニットのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

高速・高精度なAF駆動を実現
静粛性に優れた動作を特徴とする
静止画・動画撮影の両方で優れたAF性能を発揮

RXDは高速で精密なAF制御を可能にし、動きのある被写体を的確に捉えることができるステッピングモーターユニットである。静粛性に優れているため、室内撮影など駆動音が気になる場面での撮影に最適な性能を備えている。

参考サイト

^ TAMRON. 「タムロン初の「キヤノンRFマウント」用小型軽量の大口径F2.8超広角ズームレンズ「11-20mm F/2.8 Di III-A RXD (Model B060)」2024年12月12日より発売」. https://www.tamron.com/jp/news/detail/b060rf_20241127.html, (参照 24-11-29).

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