Raspberry PiがCompute Module 5を発表、CPU性能向上とRAM容量増加で産業用途への対応を強化
PR TIMES より
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記事の要約
- Raspberry PiがCompute Module 5を発表
- CM4と比べCPU性能向上とRAM容量増加を実現
- スイッチサイエンスが評価キットの販売を予定
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Raspberry Pi Compute Module 5の新機能と特徴
Raspberry Piは2024年11月27日、産業用および組み込み向けの新製品Raspberry Pi Compute Module 5を発表した。新モデルはワイヤレス機能の有無やRAM・ストレージ容量をカスタマイズ可能で、Compute Module 4との互換性を保持しながら性能向上を実現している。[1]
Broadcom BCM2712 quad-core Cortex-A76プロセッサを搭載し、最大16GBのLPDDR4-4267 SDRAMと64GBのeMMCフラッシュメモリに対応することで、従来モデルと比較して大幅な処理能力の向上を達成した。リアルタイムクロック(RTC)を標準搭載し、USB 3.0ポートの追加によって高速な通信も可能になっている。
株式会社スイッチサイエンスは評価キットの販売を予定しており、IOボードやアンテナ、電源アダプタなどの周辺機材を含めた包括的なパッケージを提供する。製造寿命は2036年1月までが保証され、産業用途における長期的な利用も視野に入れた製品設計となっている。
Raspberry Pi Compute Module 5の仕様まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
寸法 | 55 mm × 40 mm × 4.7 mm(CM4互換) |
CPU | Broadcom BCM2712 quad-core Cortex-A76 64-bit SoC @ 2.4 GHz |
RAM | 2-16 GB LPDDR4-4267 SDRAM with ECC |
ストレージ | 0(Lite)-64 GB eMMC フラッシュメモリ |
無線機能 | 2.4 GHz / 5.0 GHz IEEE 802.11 b/g/n/ac、Bluetooth 5.0 / BLE |
動作温度 | -20℃〜+85℃ |
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リアルタイムクロック(RTC)について
リアルタイムクロック(RTC)とは、コンピューターシステムにおいて時刻を管理するための専用ハードウェアのことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- 外部バッテリーで電源供給を継続し、電源オフ時も時刻を保持
- 高精度な時刻管理によりシステムの信頼性を向上
- 産業用途で重要となるタイムスタンプ機能を提供
Raspberry Pi Compute Module 5では、このRTCを標準搭載することで産業用途における時刻同期の信頼性を向上させている。外部バッテリー駆動に対応したRTCの実装により、電源断時でも正確な時刻管理が可能となり、産業用機器に求められる高い信頼性と安定性を実現している。
参考サイト
- ^ PR TIMES. 「Raspberry Piが2024年11月27日に新製品「Compute Module 5」を発表、スイッチサイエンスウェブショップにて評価キットを準備が出来次第販売開始予定 | 株式会社スイッチサイエンスのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000183.000064534.html, (参照 24-11-29).
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