アクアバンクが高性能遮熱フィルムをやまや新本社に導入、室内環境改善と省エネに貢献

text: XEXEQ編集部

PR TIMES より

記事の要約

アクアバンクが高性能遮熱フィルムを導入
やまや本社に260平方メートル施工
紫外線100%、赤外線99%をカット

アクアバンクの高性能遮熱フィルム「KOBOtect サンブロックフィルム」導入

アクアバンクは、環境・人を守る高性能フィルム「KOBOtect サンブロックフィルム」を辛子明太子の名店やまやの新本社に導入した。やまやは2023年4月に本社と工場を福岡県糟屋郡篠栗町に移転し、開放感のある広大な敷地に大きなガラスを特徴とする新社屋を構えている。^[1]

新本社には工場見学、レストラン、実店舗といった施設があり、従業員だけでなく顧客も訪れることができるコミュニケーションの場となっている。しかし、大きな窓からの日差しが強い日には、暑さや日焼けの悩みがあった。アクアバンクは施設のメリットを保ちつつ、これらの問題を解決するためにコボテクトフィルムを提案し、導入に至った。

コボテクトフィルムは、透明でありながら紫外線と赤外線を効果的にカットする革新的な遮熱フィルムだ。TSM-87Cモデルは、可視光線87%の透過率を保ちながら、紫外線を100%、赤外線を99%遮蔽する高性能を誇っている。従来の遮熱フィルムとは異なり、室内を暗くすることなく景観を損なわず、人や家具を日焼けや劣化から保護する。

KOBOtect サンブロックフィルムの特徴まとめ

	透明度	紫外線カット率	赤外線カット率	室内への影響	保護効果
性能	高透明（87%透過率）	100%	99%	明るさ維持	日焼け・劣化防止
メリット	景観を損なわない	完全な紫外線防御	室温上昇抑制	快適な室内環境	人と物の保護
従来品との差異	透明度が高い	1%の差で完全カット	広域遮蔽	暗くならない	より効果的な保護

赤外線について

赤外線とは、可視光線よりも波長が長い電磁波のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

熱を伝える性質があり、物体の温度上昇を引き起こす
可視光線とは異なり、人間の目では直接見ることができない
熱画像カメラなどの特殊な機器で検出可能

赤外線は太陽光に含まれており、室内に入り込むことで室温を上昇させる主な要因となっている。コボテクトフィルムのような高性能な遮熱フィルムは、この赤外線を効果的にブロックすることで、室内の温度上昇を抑制し、快適な環境を維持することができる。これにより、空調効率の向上や省エネルギー効果も期待できるのだ。

KOBOtect サンブロックフィルムに関する考察

KOBOtect サンブロックフィルムの導入は、オフィス環境の快適性向上と省エネルギーの両立を実現する可能性を秘めている。しかし、今後の課題として、フィルムの長期的な耐久性や性能維持の問題が浮上する可能性がある。特に、紫外線や赤外線を高効率でカットし続けるための定期的なメンテナンスや交換サイクルの確立が重要になるだろう。

今後、このフィルム技術のさらなる進化として、季節や時間帯に応じて遮蔽率を自動調整する機能の追加が期待される。例えば、夏場は赤外線カット率を上げ、冬場は適度に赤外線を通すことで暖房効率を高めるなど、より柔軟な環境制御が可能になれば、年間を通じての省エネ効果がさらに向上するだろう。

KOBOtect サンブロックフィルムの普及は、単なるオフィス環境の改善にとどまらず、都市全体のヒートアイランド現象緩和にも貢献する可能性がある。大規模なビルや商業施設への導入が進めば、都市部の熱環境改善やエネルギー消費削減にも大きな影響を与えるだろう。今後は、建築設計の段階からこうした高機能フィルムの使用を前提とした設計手法の確立も期待したい。