ビジネススキル

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公開：2024-08-10

パーソルグループがBPO事業再編、パーソルビジネスプロセスデザイン株式会社を設立し業界No.1を目指す

text: XEXEQ編集部

記事の要約

• パーソルグループがBPO SBUを事業再編
• パーソルビジネスプロセスデザイン株式会社を設立
• 3社統合によりBPO業界での国内No.1を目指す

パーソルグループによるBPO事業再編の詳細

パーソルホールディングス株式会社は、グループ全体のBPO（ビジネス・プロセス・アウトソーシング）事業のシナジーを最大化するため、BPO SBUの事業再編を2024年9月1日より開始する。具体的には、パーソルプロセス＆テクノロジー株式会社をパーソルビジネスプロセスデザイン株式会社に商号変更し、同年10月1日付でパーソルテンプスタッフ株式会社のBPO事業とパーソルワークスデザイン株式会社を統合する。^[1]

この事業再編の背景には、労働人口の減少やテクノロジーの急速な進化など、社会や市場の変化が激しさを増す中で、生産性向上や企業成長に寄与する戦略的パートナーとしてのBPOへの期待の高まりがある。パーソルビジネスプロセスデザイン株式会社は、市場環境の変化に対応してビジネスや業務を最適化させるプロセスデザイン力を強みとし、BPO事業、CX事業、コンサルティング事業、BPaaS・プロダクト事業の4つの事業を展開する。

新会社の目標は、事業部間の連携強化によるサービスの高付加価値化を推進し、BPO業界における売上規模で国内No.1を目指すことだ。また、成長・新興産業でのシェア拡大により、BPO業界における独自のポジションを創造・獲得するとともに、従業員のリスキリング・アップスキリングなどの成長機会と多様な活躍の場を提供することで、BPOを通じた社会課題の解決を目指している。

パーソルビジネスプロセスデザイン株式会社の概要まとめ

BPOについて

BPOとは、ビジネス・プロセス・アウトソーシングの略称で、企業が自社の業務プロセスの一部を外部の専門企業に委託することを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 企業が経営資源をコア業務に集中できる
• 専門企業のノウハウ活用による業務効率化が可能
• 固定費の変動費化によるコスト削減が期待できる

BPOは、人事、経理、IT、カスタマーサポートなど様々な業務領域で活用されており、企業の競争力強化や経営効率化に貢献している。特に近年では、デジタル技術の進化に伴い、AIやRPAを活用した高度なBPOサービスも登場し、より付加価値の高いアウトソーシングが可能になってきている。

パーソルグループのBPO事業再編に関する考察

パーソルグループによるBPO事業の再編は、市場環境の急速な変化に対応するための戦略的な動きとして評価できる。BPO市場の成長が見込まれる中、3社の統合によるシナジー効果は、サービスの質の向上やコスト競争力の強化につながる可能性が高い。ただし、組織統合に伴う文化の融合や業務プロセスの統一には時間がかかる可能性があり、この過渡期をいかにスムーズに乗り越えるかが課題となるだろう。

今後、パーソルビジネスプロセスデザイン株式会社には、AIやRPAなどの先端技術を積極的に活用したサービスの開発が期待される。特に、従来型のBPOサービスにとどまらず、クライアント企業のDX推進を支援するような高付加価値サービスの提供が重要になってくるだろう。また、従業員のリスキリング・アップスキリングを通じた人材育成は、サービスの質を維持・向上させる上で不可欠な要素となる。

BPO業界における国内No.1を目指す同社の取り組みは、日本企業の生産性向上や競争力強化に寄与する可能性がある。一方で、グローバル市場での展開や、他のBPO大手企業との差別化戦略の構築など、中長期的な成長戦略の明確化も求められる。パーソルグループのBPO事業再編が、日本のBPO市場全体の活性化につながることを期待したい。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「パーソルグループ、BPO SBUを事業再編「パーソルビジネスプロセスデザイン株式会社」設立 | パーソルホールディングス株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000921.000016451.html, (参照 24-08-10).

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