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エクサウィザーズとNTT Comがtsuzumi対応生成AIソリューションを共同展開、exaBase Studioを活用し顧客案件を構築

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

エクサウィザーズとNTT Comがtsuzumi対応生成AIソリューションを共同展開、exaBase Studioを活用し顧客案件を構築

PR TIMES より


記事の要約

  • エクサウィザーズとNTT Comが提携
  • tsuzumi対応の生成AIソリューション共同展開
  • exaBase Studioを活用し顧客案件を構築

エクサウィザーズとNTT Comのtsuzumi対応生成AIソリューション共同展開

エクサウィザーズとNTTコミュニケーションズは、NTTグループの大規模言語モデルtsuzumi」に対応した顧客向けソリューションの構築を2024年8月13日に開始した。エクサウィザーズのAIソフトウェア開発環境「exaBase Studio」を活用し、高品質なソリューションを迅速に開発して両社共同で顧客に提案していく検討を始めている。[1]

tsuzumiは日本語に強く軽量な大規模言語モデルで、電力コストを抑えつつ高いセキュリティや柔軟なカスタマイズ性を持つ。両社は社内問い合わせ対応システムなど、従業員満足度を向上させるソリューションに取り組んでおり、特にドキュメント連携を可能にするRAG(Retrieval Augmented Generation)にフォーカスしている。

exaBase Studioは、テンプレートを利用することでRAGを含む様々な機能の迅速かつ高品質な実装を可能にする。今回開発したソリューションは、チャットのユーザーインターフェースとRAGの機能を組み合わせたもので、既に複数の顧客に提供・稼働済みであり、今後も新たなソリューションを開発し提案していく予定だ。

tsuzumi対応生成AIソリューションの特徴まとめ

tsuzumi exaBase Studio 開発ソリューション
主な特徴 日本語に強く軽量 テンプレートによる高速開発 チャットUIとRAG機能の組み合わせ
利点 電力コスト削減 迅速かつ高品質な実装 従業員満足度向上
セキュリティ 高いセキュリティ 安定的な接続と動作 社内問い合わせ対応に適用
カスタマイズ性 柔軟なカスタマイズ RAGOpsテンプレート提供 顧客ニーズに応じた調整可能
提供状況 NTTグループが開発 エクサウィザーズが提供 複数顧客に提供・稼働済み

RAG(Retrieval Augmented Generation)について

RAGとは、Retrieval Augmented Generationの略称で、大規模言語モデルの生成能力と外部知識の取得を組み合わせた技術のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 外部ドキュメントやデータベースから関連情報を取得
  • 取得した情報を基に、より正確で文脈に即した回答を生成
  • 最新情報や専門知識を柔軟に組み込むことが可能

エクサウィザーズとNTT Comが開発したソリューションでは、RAGを活用して社内問い合わせへの対応システムを構築している。これにより、従業員が必要とする情報を正確かつ迅速に提供し、業務効率の向上と従業員満足度の改善を同時に実現することが可能となる。RAGの実装にはexaBase Studioのテンプレートが活用され、高品質なソリューションの迅速な開発を支援している。

tsuzumi対応生成AIソリューションに関する考察

エクサウィザーズとNTT Comの提携によるtsuzumi対応生成AIソリューションは、日本企業のAI活用を加速させる可能性を秘めている。特に、日本語処理に強いtsuzumiと、迅速な開発を可能にするexaBase Studioの組み合わせは、多くの企業にとって魅力的なソリューションとなるだろう。また、RAGの活用により、企業固有の知識や最新情報を取り入れたAIシステムの構築が容易になると考えられる。

一方で、AIソリューションの導入に伴うデータセキュリティやプライバシーの問題は今後も重要な課題となる。特に社内情報を扱う場合、情報漏洩のリスク管理が不可欠だ。また、AIの判断や回答の正確性を担保するための人間によるチェック体制の構築も必要となるだろう。これらの課題に対しては、エクサウィザーズとNTT Comの技術力と経験を活かした包括的なサポート体制が求められる。

今後は、より多様な業種や業務プロセスに対応したAIソリューションの開発が期待される。例えば、営業支援、製品開発、リスク管理など、企業の競争力に直結する分野へのAI活用が進むだろう。また、AIの判断根拠の説明性向上や、ユーザーフィードバックを基にした継続的な性能改善など、AIソリューションの信頼性と有用性を高める取り組みにも注目したい。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「エクサウィザーズとNTT Com、AI開発環境「exaBase Studio」を活用し、tsuzumi対応の生成AIソリューションを共同展開 | 株式会社エクサウィザーズのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000276.000030192.html, (参照 24-08-14).

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