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公開：2024-08-22

イノベーションのIHVCが浜松市認定ベンチャーキャピタルに、地域のスタートアップ支援が強化へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• IHVCが浜松市認定ベンチャーキャピタルに認定
• 浜松市内のスタートアップ支援が強化
• イノベーションとハヤテインベストメントが共同設立

INNOVATION HAYATE V Capitalが浜松市認定ベンチャーキャピタルに

株式会社イノベーションとハヤテインベストメント株式会社が共同設立したコーポレートベンチャーキャピタル「INNOVATION HAYATE V Capital（IHVC）」が、2024年8月20日に浜松市のファンドサポート事業における令和6年度浜松市認定ベンチャーキャピタルに認定された。この認定により、IHVCが浜松市の支援対象のスタートアップに出資した場合、スタートアップは浜松市からの交付金支給を受けることが可能となった。^[1]

浜松市ファンドサポート事業は、急成長を目指す浜松市内のスタートアップの資金調達を支援する取り組みだ。シードやアーリーステージなど、成長段階に応じた事業活動に必要な資金の調達が課題となっているスタートアップに対し、VCや金融機関からの資金調達と連携して交付金を交付するとともに、経営基盤の強化や財務管理体制の整備についても支援を行う。

IHVCは、イノベーショングループのCVCファンドとして2022年4月に設立された。出資額は20億円で、運用期間は10年間（2年の延長あり）となっている。主な投資対象は、デジタル技術や革新的なビジネスモデルで世の中の「働く」を変えるスタートアップであり、BtoBビジネスやDXによる業務の高度化・効率化、商習慣の変容などをテーマとしている。

INNOVATION HAYATE V Capitalの特徴まとめ

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コーポレートベンチャーキャピタル（CVC）について

コーポレートベンチャーキャピタル（CVC）とは、事業会社が設立・運営するベンチャーキャピタルのことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 事業会社の資金を元に投資を行う
• 戦略的シナジーを重視した投資判断を行う
• 投資先との協業や技術提携の可能性を探る

INNOVATION HAYATE V Capitalは、イノベーションとハヤテインベストメントが共同で設立したCVCファンドだ。デジタル技術や革新的なビジネスモデルで世の中の「働く」を変えるスタートアップを投資対象としており、BtoBビジネスやDXによる業務効率化、商習慣の変容などをテーマに掲げている。浜松市認定ベンチャーキャピタルとしての役割も果たし、地域のスタートアップエコシステム発展に寄与することが期待されている。

浜松市認定ベンチャーキャピタルに関する考察

浜松市がIHVCを認定ベンチャーキャピタルとして選定したことは、地域のスタートアップエコシステム発展に向けた積極的な取り組みとして評価できる。IHVCの投資対象が「働く」を変えるスタートアップであることから、浜松市内の企業のDX推進や新たなビジネスモデルの創出に寄与する可能性が高い。一方で、認定VCの投資判断と浜松市の交付金支給の基準が異なる場合、支援対象となるスタートアップの選定に齟齬が生じる可能性もあるだろう。

今後の課題としては、IHVCの投資対象が全国規模であることから、浜松市内のスタートアップへの投資がどの程度行われるかが注目される。地域密着型の支援と全国規模での投資のバランスをどのように取るかが重要になるだろう。また、CVCとしての戦略的投資と、地域貢献を目的とした投資の両立も求められる。これらの課題に対しては、浜松市とIHVCの密接な連携や、地域のスタートアップ支援団体との協力体制の構築が解決策となり得る。

今後、IHVCには単なる資金提供にとどまらず、イノベーションやハヤテインベストメントが持つ知見やネットワークを活用した支援が期待される。また、浜松市には他の地域のスタートアップ支援施策も参考にしながら、認定VC制度をさらに発展させていくことが求められる。こうした取り組みが相乗効果を生み、浜松市が革新的なスタートアップの集積地として発展していくことを期待したい。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「イノベーショングループのCVCファンド「INNOVATION HAYATE V Capital」が、令和6年度浜松市認定ベンチャーキャピタルに認定 | 株式会社イノベーションのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000567.000014573.html, (参照 24-08-22).

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