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公開：2024-08-24

大阪府がWebX2024後援を決定、アジア最大級のWeb3カンファレンス開催で国際金融都市実現へ前進

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 大阪府がWebX2024の後援を決定
• アジア最大級のWeb3カンファレンス開催
• 国際金融都市OSAKAの実現に向けた取り組み

WebX2024の開催と大阪府の後援決定

一般社団法人WebX実行委員会が主催し株式会社CoinPostが企画を担当するアジア最大級のグローバルWeb3カンファレンス「WebX」が2024年8月28日と29日にザ・プリンスパークタワー東京で開催される。大阪府はこのカンファレンスの後援を決定した。国際金融都市の実現を目指す大阪にとってWeb3は親和性が高いと考えられている。^[1]

WebXは世界各国からWeb2・Web3の有望プロジェクトや企業、起業家、投資家、開発者等を集めたカンファレンスだ。来場者は公演やネットワーキング、ワークショップ、ピッチイベント、展示会などに参加可能。20,000人以上の来場者と3,000社以上の参加企業、150社以上の出展企業が見込まれている。

日本市場は政府によるWeb3政策の後押しを受け世界から注目を集めている。2022年以降、岸田総理の講演や骨太方針でのWeb3推進、NTTドコモの大規模投資、経団連のWeb3推進戦略発表など、様々な動きがあった。Web3はIPが強みの日本のコンテンツ産業等のDX化やグローバル展開を後押しする可能性がある。

WebX2024の開催概要

WebX公式サイトはこちら

Web3について

Web3とは、ブロックチェーン技術を基盤とした次世代のインターネットのことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 分散型のネットワーク構造
• トークンを介した価値の共創・保有・交換
• ユーザー主導のデータ管理と活用

Web3はブロックチェーン上で暗号資産等のトークンを媒体として価値の共創・保有・交換を行う経済システムを指す。国際金融都市の実現を目指す大阪にとって親和性が高く、金融のデジタル化が進む中でWeb3の活用が期待されている。大阪府と大阪市は経済の血液とも言われる金融機能の強化を図り新たな成長の柱とするため独自の個性・機能を持つ国際金融都市の形成を目指している。

WebX2024に関する考察

WebX2024の開催と大阪府の後援決定は日本のWeb3産業の発展に大きな影響を与える可能性がある。国内外の企業や専門家が一堂に会することで情報交換や技術交流が促進され新たなビジネスチャンスが生まれるだろう。また大阪府の後援は関西地域におけるWeb3産業の成長を後押しする重要な一歩となる。

一方で課題も存在する。日本におけるWeb3関連の規制環境は他国と比べてまだ整備が遅れている面がある。今後はイベントの成功を機に政府や関係機関との対話を進め適切な規制環境の整備が求められるだろう。また言語の壁や専門知識を持つ人材の不足など国内企業の参入障壁を下げる取り組みも必要になる。

WebX2024を契機に日本のWeb3エコシステムがさらに発展することが期待される。国内企業のグローバル展開支援や海外企業の誘致さらには人材育成など様々な施策を組み合わせることで日本のWeb3産業の競争力向上につながるだろう。大阪を含む関西地域が国際的なWeb3ハブとして成長する可能性にも注目したい。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「大阪府、CoinPostが企画する国際カンファレンス「WebX2024」の後援に決定 | 株式会社CoinPostのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000182.000033850.html, (参照 24-08-24).

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