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クラウド型電子カルテ『CLIUS』がリニューアル、ORCAとの連携強化で診療業務の効率化を実現

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

クラウド型電子カルテ『CLIUS』がリニューアル、ORCAとの連携強化で診療業務の効率化を実現

PR TIMES より


記事の要約

  • クラウド型電子カルテ『CLIUS』がリニューアル
  • 「WebORCA」と連携し一体感のある操作を実現
  • マイナンバーでのオンライン資格確認と連動可能

クラウド型電子カルテ『CLIUS』のリニューアルで診療業務が効率化

株式会社DONUTSは、クラウド型電子カルテ『CLIUS(クリアス)』を2024年8月21日にリニューアルした。このリニューアルにより、日本医師会が開発した日医標準レセプトソフト「ORCA」の機能が『CLIUS』に内包され、『CLIUS』の画面操作のみでカルテ入力から会計まで日常診療に必要な業務を運用できるようになった。従来の『CLIUS』とORCAをまたぐ運用も可能なハイブリッド型システムとなっている。[1]

新しい『CLIUS』では、予約機能による患者スケジュール管理の効率化、受付での迅速な対応、診療画面での詳細な患者情報の即時確認が可能となった。さらに算定機能による診療費の自動計算や、会計処理のスムーズな完結など、医療従事者の業務負担を大幅に軽減する機能が実装されている。これにより、患者へのサービスの質も向上することが期待される。

また、マイナンバーを利用したオンライン資格確認と受付業務の連動も可能になり、受付業務がよりスムーズになった。2024年7月に実装された新サービス『CLIUS患者案内』と組み合わせることで、院内における患者の待ち時間削減と事務作業の業務効率向上が見込まれている。現在「ORCA」のみを使用している医療機関でもスムーズに導入できる点も特徴だ。

『CLIUS』のリニューアル機能まとめ

機能 詳細
ORCAとの連携 『CLIUS』の画面操作のみでカルテ入力から会計まで完結
予約機能 患者スケジュール管理の効率化
診療画面 詳細な患者情報の即時確認が可能
算定機能 診療費の自動計算
オンライン資格確認 マイナンバーを利用した受付業務との連動
CLIUS患者案内 院内の待ち時間削減と事務作業効率向上
『CLIUS』の詳細はこちら

レセコン一体型電子カルテについて

レセコン一体型電子カルテとは、電子カルテ機能とレセプト(診療報酬明細書)作成機能を統合したシステムのことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 診療情報の入力から請求業務までを一元管理
  • データの二重入力を防ぎ、業務効率を向上
  • 診療報酬改定への対応が容易

『CLIUS』のようなレセコン一体型電子カルテは、医療機関の業務効率化に大きく貢献する。特に『CLIUS』は日本医師会ORCA管理機構と強固な連携を続けており、ORCAMO保健医療福祉情報セキュリティ認定局による「MehISaa認定」を取得している。このことから、セキュリティ面でも信頼性の高いシステムであることがわかる。

クラウド型電子カルテ『CLIUS』のリニューアルに関する考察

『CLIUS』のリニューアルによって、医療機関の業務効率が大幅に向上することが期待される。特に、ORCAとの連携強化により、従来は別々のシステムで行っていた作業が一つの画面で完結するようになった点は、ユーザビリティの向上に大きく貢献するだろう。また、マイナンバーを利用したオンライン資格確認との連動は、今後のデジタル化が進む医療現場において重要な機能となるはずだ。

一方で、新システムへの移行に伴う医療スタッフの教育や、データ移行の問題が発生する可能性がある。特に、長年ORCAを単独で使用してきた医療機関にとっては、新しいインターフェースへの適応に時間がかかるかもしれない。これらの課題に対しては、DONUTSがきめ細かなサポートやトレーニングプログラムを提供することで、スムーズな移行を支援することが重要だろう。

今後、AIを活用した診断支援機能や、他の医療機関とのさらなるデータ連携機能などが追加されることが期待される。また、患者向けのポータルサイトやアプリとの連携により、予約管理や診療結果の確認をオンラインで行えるようになれば、より包括的な医療サービスの提供が可能になるだろう。『CLIUS』の進化が、日本の医療DXをさらに加速させることに期待したい。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「日々の診療算定をスムーズに!クラウド型電子カルテ『CLIUS(クリアス)』がリニューアル「WebORCA」と連携し一体感のある操作を実現 | 株式会社DONUTSのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001414.000004237.html, (参照 24-08-24).

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