プラスオートメーションのt-Sort mini2がオンデーズに導入、省スペースで出荷能力が2倍に向上

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

プラスオートメーションがt-Sort mini2をオンデーズに導入
省スペースで出荷能力が2倍に向上
作業員の負担軽減と延着・誤配の解消を実現

プラスオートメーションのt-Sort mini2がオンデーズに導入され省スペース化と効率向上を実現

プラスオートメーション株式会社は、株式会社オンデーズの商品センターに物流ロボティクスサービス「RaaS」の一環として、t-Sortシリーズの最小モデル「t-Sort mini2」を2024年8月22日に初導入した。この導入により、オンデーズの商品センターでは約260店舗へのメガネフレームの仕分けと出荷作業が大幅に効率化された。従来のオーダーピッキング方式から、より安定的かつ効率的な仕分けシステムへの移行が実現したのだ。^[1]

t-Sort mini2は、標準モデルのt-Sort sd5と比較して2.5倍の面積効率を持ち、省スペースでの仕分けを可能にする。この特徴により、限られたスペース内での作業効率の向上が図られ、オンデーズの商品センターにおける出荷能力が2倍に拡大した。さらに、操作の簡便さと動作の安定性が評価され、障がいを持つ方を含むすべての作業員が働きやすい環境づくりにも貢献している。

t-Sort mini2の導入後、オンデーズの商品センターでは延着や誤配が解消されただけでなく、作業員1人当たりの歩数が2万歩から5～6千歩に大幅に減少した。これにより、作業負担の軽減と作業効率の向上が同時に達成され、物流業務の質的向上にも寄与している。プラスオートメーションは今後も、顧客の現場課題解決に向けて多様なサービスを展開していく方針だ。

t-Sort mini2の特徴まとめ

	t-Sort mini2	標準モデル（t-Sort sd5）
面積効率	2.5倍	基準値
対象商品サイズ	A5サイズまで	より大きいサイズ対応
重量制限	2kgまで	より重い商品に対応
主な用途	アクセサリー、医薬品、小箱入り雑貨など	より大型の商品
導入効果（オンデーズの例）	出荷能力2倍、作業員歩数75%減	データなし

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RaaSについて

RaaSとは、「Robotics as a Service」の略称で、ロボット技術をサービスとして提供するビジネスモデルを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

初期投資を抑えたロボット導入が可能
柔軟なスケーリングと最新技術の継続的な利用
専門知識不要で運用・保守サポートが充実

プラスオートメーション株式会社が展開するRaaSは、物流分野に特化したサービスとして注目を集めている。t-Sort mini2のような最新の物流ロボティクス技術を、サブスクリプション型で提供することで、中小企業から大企業まで幅広い顧客のニーズに応えている。この革新的なアプローチにより、物流業界のデジタルトランスフォーメーション（DX）が加速することが期待されている。

t-Sort mini2導入に関する考察

t-Sort mini2の導入は、物流業界における省スペース化と効率化の両立という点で画期的だ。特に、面積効率が2.5倍になったことで、都市部の限られたスペースでの活用が期待される。また、操作の簡便さと動作の安定性は、多様な労働力の活用を可能にし、労働力不足が深刻化する物流業界において重要な解決策となり得るだろう。

一方で、今後の課題として、さらなる小型化と処理能力の向上が挙げられる。ECの発展に伴い、より多様な商品の取り扱いが求められる中、t-Sort mini2の対応可能な商品サイズや重量の拡大が必要になる可能性がある。また、AIやIoTとの連携を強化することで、より柔軟な仕分けシステムの構築が可能になるだろう。

今後、プラスオートメーション社には、t-Sort mini2の機能拡張だけでなく、他の物流ロボティクス技術との統合や、クラウドベースの管理システムの開発など、総合的な物流ソリューションの提供が期待される。特に、環境負荷の低減や持続可能な物流システムの構築に向けた取り組みが、企業価値の向上につながるだろう。