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公開：2024-08-24

Closer Roboticsが小型協働パレタイズロボットPalletizy™の体験会を9月に東京・名古屋・大阪で開催、AutoLayout機能でパレタイズ作業が効率化

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• Closer Roboticsが小型協働パレタイズロボットの体験会を開催
• 東京・名古屋・大阪で2024年9月に実施予定
• Palletizy™の紹介とデモンストレーションを予定

Closer Roboticsの小型協働パレタイズロボット体験会開催

AIロボット開発を手がけるCloser Roboticsは、2024年9月に東京・名古屋・大阪で小型協働パレタイズロボット「Palletizy™」の体験会を開催すると発表した。この体験会では、Palletizy™の紹介およびデモンストレーションが行われ、参加者は実際の搬送対象物を使用して操作体験ができる。^[1]

体験会の主な目的は、ロボットの操作を通じて可搬の動きやソフトウェアを確認する機会を提供することだ。参加者は段ボールなどの実際の搬送対象物を用いてPalletizy™を操作することができ、ロボットの性能や使い勝手を直接体験できる。開催は各地で1〜3日間の予定で、事前申し込みが必要となっている。

Palletizy™は、段ボール等の積み付け作業を自動化する小型の協働パレタイズロボットだ。特筆すべき機能として、段ボールとパレットのサイズを入力するだけで積みレイアウトと段構成を自動生成する「AutoLayout」機能を搭載している。この機能により、従来必要だったティーチング作業が不要となり、誰でも簡単に積み付け方を自動生成できるようになった。

Palletizy™体験会の開催概要

体験会の申し込みはこちら

AutoLayout機能について

AutoLayoutとは、Palletizy™に搭載された自動積みレイアウト生成機能のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 段ボールとパレットのサイズ入力のみで積みレイアウトを自動生成
• 従来必要だったティーチング作業が不要
• 複数の積みレイアウトを自動生成し推奨

AutoLayout機能は、パレタイズ作業の効率化と簡素化に大きく貢献する。従来のパレタイズロボットでは、積み付けパターンの設定に専門知識や時間を要していたが、AutoLayoutによってこのプロセスが大幅に簡略化された。スマートフォンのような操作画面から誰でも簡単に積み付け方を自動生成できるため、導入障壁が低くなり、より多くの企業での採用が期待できる。

Palletizy™に関する考察

Palletizy™の登場は、中小規模の生産ラインや食品産業における自動化の進展に大きな影響を与える可能性がある。特にAutoLayout機能は、専門知識を持たない作業者でも容易にパレタイズロボットを操作できるようにすることで、導入のハードルを大幅に下げている。一方で、導入コストや既存のラインとの統合、メンテナンス体制の構築などが今後の課題となる可能性もあるだろう。

これらの課題に対しては、リースやレンタルオプションの提供、既存設備とのインターフェース開発、リモートメンテナンス機能の実装などが解決策として考えられる。また、今後はAI技術のさらなる活用により、作業環境や製品の変化に柔軟に対応できる学習機能の追加や、複数のPalletizy™を連携させた大規模パレタイズシステムの開発なども期待したい。

Closer Roboticsには、Palletizy™の機能拡張だけでなく、食品産業特有の課題（例：温度管理、衛生基準への対応）にも焦点を当てた専用モデルの開発を期待したい。さらに、IoT技術との連携によるリアルタイムの生産性分析や予防保全機能の実装など、単なる自動化を超えたスマートファクトリー化への貢献も今後の展開として注目される。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「AIロボット開発のCloser Robotics、小型協働パレタイズロボットの体験会を開催 | 株式会社Closerのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000022.000096877.html, (参照 24-08-24).

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