シチズンエルがスズランモチーフの新作腕時計を発表、サステナブル設計と光発電技術を採用

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

シチズンエルから新作腕時計3モデルを発売
スズランモチーフとダイヤモンド39ポイント搭載
サステナブルな設計と光発電エコ・ドライブ採用

シチズンエルの新作腕時計、スズランモチーフとサステナビリティを融合

シチズン時計株式会社は、サステナブルウオッチブランド『CITIZEN L（シチズンエル）』の新作腕時計3モデルを2024年9月5日に発売すると発表した。これらの新モデルは、スズランをモチーフにしたデザインとベゼルに39ポイントのダイヤモンドを配置した華やかな外観が特徴だ。希望小売価格は99,000円から121,000円（税抜価格90,000円から110,000円）となっている。^[1]

新作腕時計のケースサイズは26mmで、インデックスにはスズランの印象を表現したアラビア数字のフォントを採用している。8時の位置には、スズランの葉をつたう露のしずくをイメージしたデザインが施されており、繊細な美しさを演出している。また、EM1123-62Xモデルでは、文字板にスズランの葉の重なりを表現したグラデーションデザインが採用されている。

『シチズンエル』ブランドは、2016年からサステナビリティを重視したコンセプトを掲げており、今回の新作も環境に配慮した設計となっている。全モデルに光発電エコ・ドライブを搭載し、定期的な電池交換が不要な点が特徴だ。また、バンドの簡単な付け替えが可能なインターチェンジャブル構造を採用しており、EM1123-62Xモデルにはサテン風合成皮革の替えバンドが付属している。

シチズンエル新作腕時計の特徴まとめ

	EM1123-62X	EM1123-89D	EM1120-87L
希望小売価格（税込）	121,000円	110,000円	99,000円
ケース素材	ステンレス（めっき/ウォームゴールド色）	ステンレス（めっき/ウォームゴールド色）	ステンレス
文字板	グリーン（1ポイントダイヤモンド入）	白蝶貝	ブルー
特徴	替えバンド（サテン風合成皮革）付	-	-
CO2排出量	8.2kg	7.5kg	7.5kg

シチズンエルの詳細はこちら

エコ・ドライブについて

エコ・ドライブとは、シチズン時計が独自に開発した光発電技術を用いた腕時計のシステムのことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

定期的な電池交換が不要な光発電システム
環境に配慮した持続可能な技術
1996年に日本で初めて腕時計として「エコマーク商品」に認定

シチズンエルの新作腕時計に搭載されているエコ・ドライブは、環境負荷の低減に貢献する重要な技術だ。この技術により、定期的な電池交換が不要となり、廃棄電池の削減につながっている。さらに、エコ・ドライブ搭載の腕時計は、光さえあれば継続的に動作するため、ユーザーの利便性も高めている。

シチズンエルの新作腕時計に関する考察

シチズンエルの新作腕時計は、デザイン性と機能性、そしてサステナビリティを高次元で融合させた製品だといえる。スズランをモチーフにした繊細なデザインと39ポイントのダイヤモンドを配したラグジュアリーな外観は、ファッション性を重視する消費者の心を掴むだろう。一方で、エコ・ドライブ技術の採用により、環境意識の高い消費者にも訴求力のある製品となっている。

しかし、高級路線と環境配慮の両立は、価格設定の面で課題を生む可能性がある。99,000円から121,000円という価格帯は、一般消費者にとってはやや高額であり、市場の反応が気になるところだ。この課題に対しては、ブランドの持つ環境への取り組みやデザイン性の高さを積極的にアピールし、付加価値を明確に伝えることが重要になるだろう。

今後、シチズンエルには更なる技術革新とデザインの進化が期待される。例えば、リサイクル素材の使用率を高めたり、生産過程でのCO2排出量をさらに削減したりするなど、サステナビリティの取り組みを一層強化することが考えられる。また、スマートウォッチの機能を一部取り入れるなど、テクノロジーとの融合を図ることで、より幅広い層に訴求できる製品ラインナップの拡充も期待したい。