山陽製紙がオフィス古紙リサイクル新サービス「PELP!+」を開始、キンコーズが商品化に協力し単独企業での紙循環を実現

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

山陽製紙がオフィス古紙リサイクル新サービス「PELP!+」を開始、キンコーズが商品化に協力し単独企業での紙循環を実現

PR TIMES より


記事の要約

  • 山陽製紙がオフィス古紙リサイクル新サービス「PELP!+」を開始
  • キンコーズ・ジャパンが商品化に協力し顧客の声を反映
  • 単独企業での紙の循環を実現し貢献を明確化

山陽製紙の新サービス「PELP!+」でオフィス古紙リサイクルが進化

山陽製紙株式会社は、オフィス古紙リサイクルの新サービス「PELP!+(ペルププラス)」を2024年8月29日に発表した。このサービスは、既存の「PELP!」をベースに、単独企業での紙の循環を可能にしたものだ。キンコーズ・ジャパン株式会社が商品化に協力し、顧客の声を反映させた点が特徴となっている。[1]

「PELP!+」は、会員企業から回収した不用コピー用紙を再生し、名刺や封筒などのオフィス用品として還元するサービスである。従来の「PELP!」が会員企業全体で紙の循環を行っていたのに対し、「PELP!+」では単独企業での循環を実現した。これにより、各企業の環境への貢献をより明確に示すことが可能になったのだ。

キンコーズ・ジャパンは2021年から「PELP!」の会員となっており、自社の名刺や封筒に再生紙を利用している。また、店頭での印刷サービスにも「PELP! PAPER」をラインアップに加えるなど、積極的にサービスを活用してきた。今回の「PELP!+」の商品化には、キンコーズ・ジャパンが顧客から寄せられた要望を山陽製紙にフィードバックしたことが大きく貢献している。

「PELP!+」サービスの特徴まとめ

項目 詳細
サービス名 PELP!+(ペルププラス)
提供元 山陽製紙株式会社
協力企業 キンコーズ・ジャパン株式会社
主な特徴 単独企業での紙の循環が可能
リサイクル対象 不用コピー用紙
再生製品例 名刺、封筒、その他オフィス用品
PELP!サービスの詳細はこちら

オフィス古紙リサイクルについて

オフィス古紙リサイクルとは、企業から排出される使用済みの紙類を回収し、再生利用する取り組みのことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 企業の環境負荷低減に直接的に貢献
  • 資源の有効活用と廃棄物削減を同時に実現
  • 企業のCSR活動やSDGs達成の一環として注目

「PELP!+」のようなサービスは、オフィス古紙リサイクルの新たな形態として注目されている。単独企業での紙の循環を可能にすることで、各企業の環境貢献度を明確化し、より積極的な取り組みを促進する効果が期待される。このようなサービスの普及により、オフィス古紙リサイクルの効率化と拡大が進むと考えられる。

「PELP!+」サービスに関する考察

「PELP!+」の導入は、企業の環境への取り組みを可視化し、従業員の環境意識向上にも寄与する点で評価できる。単独企業での紙の循環を実現することで、各企業が自社の貢献度を数値化しやすくなり、環境報告書やCSRレポートなどでの具体的な成果報告が可能になるだろう。一方で、小規模企業では十分な量の古紙が集まらず、効率的なリサイクルが難しくなる可能性もある。

この課題に対しては、複数の小規模企業でグループを形成し、共同でリサイクルを行うオプションを設けることが解決策となり得る。また、リサイクル製品の品質向上や用途拡大も重要な課題だ。オフィス用品以外にも、パッケージングや建材など、より幅広い製品への展開を検討することで、リサイクル紙の需要拡大につながるのではないだろうか。

今後は、AIIoT技術を活用した古紙の自動仕分けシステムの導入や、ブロックチェーン技術を用いたリサイクル過程の透明化など、テクノロジーの活用による更なる効率化が期待される。また、リサイクル紙を使用した製品に対する認証制度の創設や、使用企業へのインセンティブ付与など、政策面でのサポートも「PELP!+」のような取り組みを後押しする重要な要素となるだろう。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「山陽製紙のオフィス古紙リサイクル新サービス「PELP!+」でキンコーズが商品化に協力~お客様の声を反映した「PELP!+」~ | キンコーズ・ジャパン株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000058.000117325.html, (参照 24-08-31).

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