BIPROGYが国産木材オフィス家具をオフィスコムで販売開始、環境貢献と快適性を両立

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

BIPROGYがオフィスコムで木製家具を販売開始
国産木材使用の4種類の製品をラインアップ
カーボンニュートラル貢献証書や植樹活動も実施

BIPROGYグループによる国産木材オフィス家具の販売開始

BIPROGYグループのグリーンデジタル＆イノベーション株式会社（GDI）は、2024年8月28日にオフィス家具の総合通販サイト「オフィスコム」でキイノクスオリジナル木製家具製品の販売を開始した。国産木材を用いたワークブース、チェア、フリーアドレステーブル、デスクの4種類の製品が新たにラインアップされ、オフィスや自宅の木質化を促進する。^[1]

これらの製品は天然素材ならではの木目の美しさや香り、触感、温かみを提供し、設置するだけでオフィスや自宅が愛着の湧く木の空間に生まれ変わる効果が期待される。リラックス効果や集中力向上にも寄与する可能性があり、ユーザーの作業環境を大きく改善する可能性を秘めている。

さらに、BIPROGYはカーボンニュートラルへの貢献を重視しており、WOOBO、freemo、simoの購入者にはカーボンニュートラル貢献証書を発行する。WOOBOの購入者に対しては、GDIが代わりに植樹活動への寄付も行う。これにより、オフィス家具の購入を通じて環境保全活動に参加できる仕組みを構築している。

キイノクスオリジナル木製家具製品のラインアップ

	ワークブース	チェア	フリーアドレステーブル	デスク
製品名	WOOBO	soegi	freemo	simo
特徴	集中作業用空間	木製座面	フレキシブルな配置	個人作業用
環境貢献	植樹活動寄付付き	国産木材使用	カーボンニュートラル証書	カーボンニュートラル証書

カーボンニュートラル貢献証書について

カーボンニュートラル貢献証書とは、製品が貯留した炭素量を数値化した証明書のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

製品の炭素貯留量を二酸化炭素換算値で表示
林野庁公表の算出方法に基づき発行
環境貢献の可視化ツールとして機能

BIPROGYグループが提供するカーボンニュートラル貢献証書は、WOOBO、freemo、simoの購入者に発行される。WOOBOの場合、製品自体の炭素貯留量に加えて、植樹後50年間で貯留する炭素の見込み量も合算した貢献量が記載される。これにより、ユーザーは家具購入を通じて具体的な環境貢献度を把握できる。

国産木材を用いたオフィス家具販売に関する考察

BIPROGYグループによる国産木材を用いたオフィス家具の販売は、環境保全と快適なワークスペース創出の両立という点で画期的である。カーボンニュートラル貢献証書の発行や植樹活動への寄付は、企業の環境責任を具体化する取り組みとして評価できる。一方で、国産木材の安定供給や価格競争力の維持が今後の課題となる可能性がある。

この課題に対する解決策として、国内林業のさらなる効率化や、木材の有効活用技術の開発が考えられる。また、リサイクル木材の活用や、木材以外の環境配慮素材とのハイブリッド製品の開発なども、持続可能性を高める方策となるだろう。今後は、製品のカスタマイズ性の向上や、デジタル技術を活用した木製家具のスマート化など、より付加価値の高い製品開発が期待される。

長期的には、国産木材を活用したオフィス家具が、日本のワークスタイル変革と環境保全の象徴となることが期待される。BIPROGYグループには、木材産業全体の活性化や、新たな木材利用技術の開発にも貢献し、持続可能な社会の実現に向けたリーダーシップを発揮することが求められる。このような取り組みが、日本の森林資源の有効活用と、環境に配慮したオフィス空間の普及につながるだろう。