ソディックが大型インサート成形機VR200Gを発売、金型搭載部の仕様向上で生産性が大幅に向上

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

ソディックが大型インサート成形機VR200Gを発売
金型搭載部の仕様向上で生産性が向上
新コントローラ搭載でIoT対応と制御能力が向上

ソディックの大型インサート成形機VR200G発売で生産性向上

株式会社ソディックは2024年8月29日、ハイブリッド竪型ロータリ式射出成形機「VR_Gシリーズ」の大型機種「VR200G」の販売を開始した。自動車部品など大型化するインサート成形品に対応するため、ワンサイズ上の金型が搭載できる仕様にしており、同シリーズ最大級のVR200Gの販売開始により、金型サイズに応じて最適な機種を選べるVR_Gシリーズの全ラインアップが揃うことになる。^[1]

VR200Gでは金型搭載部の仕様が向上し、ロータリテーブルの回転駆動を見直すことでテーブル回転速度が向上した。180度回転時のテーブル回転時間が従来機に比べて最大19％短縮され、生産性向上を実現している。高速LINK通信により各制御の同期を図ることで、センサやバルブ、モーション制御のばらつきや応答時間を低減した。

新コントローラを搭載し、各種動作の制御能力が向上した。「論理IO」機能が標準装備され、周辺機器など外部装置との信号のやり取りをユーザが自由に設定できるようになっている。高度な通信システムにより射出制御の応答性が向上し、射出充填制御の安定性も向上した。IoT対応により、ビッグデータを活用した先進的な生産体制に対応している。

VR200Gの主な仕様まとめ

	従来機：TR200VRE	新機種：VR200G
ロータリテーブル径	φ1500mm	φ1600mm
金型設置面積	525mm×525mm	600mm×600mm
最大金型質量	500kg×2	800kg×2
エジェクタ突出力	21.5kN	36.1kN
エジェクタストローク	60mm	80mm

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V-LINE方式について

V-LINE方式とは、ソディック社が開発した独自の油圧サーボ制御技術のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

可塑化と射出を分けて行う方式
高速充填や高圧・長時間保圧条件下でも正確な成形が可能
再現性の高い成形を実現する技術

V-LINE方式は、ソディックの射出成形機VR_Gシリーズに搭載されている技術である。この技術により、安定した高精度成形が可能となり、特に自動車部品などの大型インサート成形品の生産に適している。さらに、エネルギ消費を低減する「P.SAVE MODE」も搭載されており、高精度成形と省エネルギーを両立させている。

参考サイト

^ PR TIMES. 「進化したハイブリッド竪型ロータリ式射出成形機「VR_Gシリーズ」の大型機種「VR200G」を新発売 | 株式会社ソディックのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000142070.html, (参照 24-08-31).

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