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公開：2024-07-18

CLACKとマイクロソフトが無償AI研修プログラムを提供、「mirAI for Japan」で高校教員のAIリテラシー向上

text: XEXEQ編集部

記事の要約

• CLACKがマイクロソフトと連携しAI研修プログラムを提供
• 高校教員向け無償プログラム「mirAI for Japan」を展開
• 教員を通じて高校生にAIの学びを届けることが目的
• 持続的かつ継続的な学びの創出を推進

CLACKとマイクロソフトのAI教育連携、高校教員向け無償研修プログラムの展開

認定NPO法人CLACKは、日本マイクロソフト株式会社の支援のもと、高校教員向け無償AI研修プログラム「mirAI for Japan」を提供している。このプログラムは2023年10月より活動を開始し、高校教員を対象にAI研修を実施することで、教員を通じて高校生に授業が行われ、持続的かつ継続的な学びにつながることを目指している。^[1]

「mirAI for Japan」の主な提供内容には、AI学習の教材開発、教員研修の実施、継続学習パス設計が含まれる。現場の教員からは「AIについて学習したいが、どのように始めればよいか分からない」「授業でAIについて扱いたいが、どのように触れたら良いか分からない」といった声が上がっており、これらの課題に対応する形でプログラムが構成されている。

具体的な事例として、大阪府立泉尾工業高等学校では2024年3月に教員への研修を実施し、同年6月には研修を受講した教員による生徒への授業が行われた。授業後のアンケートでは、約97%の生徒が「今後AIについて学ぶことが必要」と回答し、AIの危険性や活用方法について積極的に学ぼうとする姿勢が見られたという。

CLACKは、東京・大阪を中心に活動していたが、「mirAI for Japan」の開始以降、他県の学校や教育委員会からも相談を受けるなど、活動の幅を広げている。今後も高校教員に対してAI研修プログラムを届けるとともに、教育現場でのAI活用や高校生への授業展開等、AIの学びの創出を推進していく方針だ。

mirAI for Japanとは

mirAI for Japanとは、CLACKとマイクロソフトが連携して提供する高校教員向け無償AI研修プログラムのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 高校教員を対象としたAI研修プログラム
• マイクロソフトの支援のもとで実施
• AI学習の教材開発、教員研修、継続学習パス設計を提供
• 教員を通じて高校生にAIの学びを届けることを目指す
• 持続的かつ継続的な学びの創出を推進

このプログラムは、生成AIをはじめとしたAI技術の急速な普及を背景に、教育現場におけるAI活用や子どもたちへのAI教育の必要性に応えるものだ。高校生に直接授業を行うのではなく、教員を通じて持続的な学びを実現する点が特徴的である。

高校教員向けAI研修プログラムに関する考察

CLACKとマイクロソフトの連携による高校教員向けAI研修プログラムは、教育現場におけるAI活用の促進と次世代のAI人材育成において重要な役割を果たすだろう。しかし、AI技術の急速な進歩に教育内容が追いつかない可能性や、教員間のAIリテラシーの格差が生じる可能性も懸念される。今後は、プログラムの継続的な更新と教員のスキルアップ支援が課題となるだろう。

新機能として、オンラインでの研修参加オプションや、AIを活用した教材作成支援ツールの提供が期待される。また、教員と生徒が共同でAIプロジェクトに取り組む機会を設けることで、より実践的な学びが実現できるかもしれない。さらに、他教科との連携を強化し、AIの学びを様々な分野に応用する取り組みも有効だろう。

このプログラムは、高校教員のAIリテラシー向上と、それを通じた高校生のAI教育の充実に大きく貢献すると期待される。特に、AIに関する知識や技術を持つ教員が増えることで、生徒たちがAIを適切に理解し活用する能力を身につけやすくなるだろう。一方で、AIに対する不安や抵抗感を持つ教員や生徒にとっては、新たな学習負担となる可能性もある。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「CLACK、マイクロソフトと連携し「高校教員向け無償AI研修プログラム」を提供 | 認定NPO法人CLACKのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000030.000045692.html, (参照 24-07-18).

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