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公開：2024-09-06

凡美社とコシダカデジタルが事業提携、DXとカラオケ店舗を活用した新たなプロモーション支援の展開へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 凡美社とコシダカデジタルが事業提携
• DXとマーケティングで新プロモーション支援
• カラオケ店舗とアプリを活用した消費者調査

凡美社とコシダカデジタルの事業提携によるプロモーション支援の強化

株式会社凡美社は株式会社コシダカデジタルとマーケティング部門での事業提携を2024年9月4日に締結した。この提携により、コシダカデジタルのDX推進力とデジタルエンターテインメント開発のノウハウを活用し、より効果的なプロモーション施策の提供を目指している。BtoBマーケティングサービス「ねこの手」をプラットフォームとして活用することで、クライアントの製品開発やコミュニケーションデザイン力の強化も図る。^[1]

提携の具体的な内容として、革新的なマーケティングリサーチの実現が挙げられる。コシダカホールディングスが全国に展開する約660店舗、約1万8000部屋のカラオケルーム「まねきねこ」を活用し、対面での詳細な消費者調査を実施する。また、スマートフォンアプリ（会員数約1600万人）を利用したオンラインアンケートでは、希望に応じて数万人規模の回答を集めることが可能となっている。

この提携によるメリットとして、総合的なプロモーション力の向上が期待される。凡美社のクリエイティブなプロモーション支援と、コシダカデジタルの先進的なデジタル技術・マーケティングサービスの融合により、従来にない効果的で魅力的なプロモーション施策を提供できる。日本マーケティング・リサーチ協会によると、2022年度の国内市場調査業界の市場規模は2590億円であり、この成長市場に革新的なアプローチで参入することが可能となる。

凡美社とコシダカデジタルの事業提携内容まとめ

凡美社の公式サイトはこちら

BtoBマーケティングサービス「ねこの手」について

BtoBマーケティングサービス「ねこの手」とは、コシダカデジタルが2024年4月より開始したプラットフォームのことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• カラオケ店舗とスマートフォンアプリを活用した消費者調査
• デジタルとリアルの両面からのデータ収集・分析
• クライアントのニーズに合わせたカスタマイズ可能なマーケティング施策

「ねこの手」は凡美社とコシダカデジタルの事業提携において中核となるサービスだ。このプラットフォームを通じて得られる詳細な消費者インサイトと、凡美社の販促ノウハウを組み合わせることで、効果的なプロモーション戦略の立案が可能になる。特に若年層を中心とした消費者に直接アプローチできる点が大きな強みとなっている。

凡美社とコシダカデジタルの事業提携に関する考察

凡美社とコシダカデジタルの事業提携は、従来のマーケティングリサーチに新たな視点をもたらす可能性がある。特にカラオケ店舗という実際の消費者行動が観察できる場所と、1600万人規模のアプリユーザーを活用した大規模調査の組み合わせは、より深い消費者理解につながるだろう。一方で、カラオケ利用者に偏ったデータになる可能性もあり、調査対象の代表性の確保が課題となる可能性がある。

この提携によって生まれる新たなプロモーション手法は、デジタルとリアルの融合という点で注目に値する。しかし、個人情報の取り扱いや、カラオケ利用時の調査が利用者の体験を損なわないかといった倫理的な配慮が必要になるだろう。これらの課題に対しては、透明性の高い情報開示や、利用者の同意を得る仕組みの構築が重要になると考えられる。

今後、この提携を通じて得られたデータや知見を活かし、AIを活用したリアルタイムのマーケティング最適化や、バーチャル空間を活用した新たな消費者体験の創出など、さらなる革新的なサービスの開発が期待される。また、この取り組みが他の業界にも波及し、日本のマーケティング業界全体の底上げにつながることを期待したい。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「株式会社凡美社と株式会社コシダカデジタルが事業提携 | 株式会社凡美社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000056787.html, (参照 24-09-06).

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