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公開：2024-09-06

新社会システム総合研究所が量子コンピュータ産業化セミナーを開催、FTQCの実用化展望を解説

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 量子コンピュータ産業化セミナーを開催
• デロイトトーマツの馬場氏が講師を務める
• FTQCの実用化に向けた展望を解説

量子コンピュータ産業化セミナーの開催で技術開発と事業化の最新動向を解説

新社会システム総合研究所(SSK)は、2024年10月15日に「量子コンピュータ産業化への展望」と題したセミナーを開催する。デロイトトーマツコンサルティング合同会社の量子技術戦略リードである馬場慎一郎氏が講師を務め、量子コンピュータの技術開発と産業化に向けた最新動向を解説する。今年はFTQC（Fault-Tolerant Quantum Computer）の実用化に向けた誤り訂正のブレークスルーが発表されており、量子コンピュータ産業の注目度が高まっている。^[1]

セミナーでは、量子コンピュータの技術開発見込みや主要プレイヤーの動向、各国の取り組みについて詳しく解説される。また、量子コンピュータの産業ユースケースや事業化に向けた課題についても議論される。日本の量子技術は世界的に一定の評価を受けているものの、欧米のプレイヤーによる技術開発が先行しており、産業利用はまだ一部企業での検討段階にとどまっている。

本セミナーは、量子コンピュータ技術の現状と将来展望をビジネス側面から紐解くことで、参加者に産業化に向けた具体的な洞察を提供する。質疑応答の時間も設けられており、参加者は直接専門家に疑問点を質問することができる。量子コンピュータ技術に関心のある企業や研究者にとって、最新の業界動向を把握し、ネットワーキングを行う貴重な機会となるだろう。

セミナーの概要情報

セミナーの詳細はこちら

FTQCについて

FTQCとは「Fault-Tolerant Quantum Computer」の略称で、量子コンピュータの一種であり、量子エラー訂正技術を用いて高い精度で量子演算を行うことができる。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 量子ビットのエラーを効率的に検出・訂正
• 長時間の量子計算が可能
• 大規模な量子アルゴリズムの実行に適している

FTQCの実現は量子コンピュータの実用化において重要なマイルストーンとされている。2024年には誤り訂正に関するブレークスルーが報告されており、FTQCの実用化が近づいていることが示唆されている。この技術の進展は、暗号解読や新薬開発、金融工学など様々な分野での応用可能性を大きく広げると期待されている。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「「量子コンピュータ産業化への展望」と題して、デロイトトーマツコンサルティング合同会社 量子技術戦略リード 馬場 慎一郎氏によるセミナーを2024年10月15日(火）に開催!! | 株式会社　新社会システム総合研究所のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003404.000032407.html, (参照 24-09-06).

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