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Google Play I/O 2024の最新情報公開、アプリ品質向上とコマース機能拡張に注力

text: XEXEQ編集部


Google Play I/O 2024に関する記事の要約

  • Google Play I/O 2024でアプリやゲーム関連の最新開発を発表
  • 高品質で安全な体験の提供、ユーザー獲得と関与、収益最適化をサポート
  • カテゴリごとのニーズに対応し、Engage SDKでアプリの発見性を向上
  • セキュリティと品質向上のための新ツールと機能を導入
  • Google Playでのコマース機能を拡張し、収益化の選択肢を提供

Google Playがアプリ検出サーフェィスを発表

Google Playは2024年5月16日、Google I/O 2024でアプリやゲーム関連の最新開発を共有した。その一つがインストール済みアプリのコンテンツをハイライトする新しいサーフェィスだ。開発者はEngage SDKと統合することで、この機能を利用可能になる。[1]

Engage SDKはオンデバイスAPIを活用したクライアントサイドの統合で、ほとんどの開発者は約1週間で完了できるという。デベロッパープレビューへの参加を表明することで、いち早くコンテンツを紹介できるようだ。

アプリをインストールしていないユーザーに対しても、このスペースを活用してアプリを推奨し、最も魅力的なコンテンツを紹介することが可能。クロスアプリの継続的なジャーニーを可能にするこの新機能により、アプリの発見性と関与度の向上が期待される。

Google PlayがSDK管理ツールを全SDKオーナーに公開

セキュリティと品質はGoogle Playの中核であり、今年はユーザーとビジネスの両方を保護するために、いくつかのアップデートが行われた。その一つが2021年に立ち上げたGoogle Play SDK Consoleの機能拡張だ。従来は広く採用されているSDKのみが対象だったが、今回から全てのSDKにコンソールが公開される。

SDK Consoleでは、SDKオーナーが使用状況の統計情報にアクセスしたり、品質問題を修正しPlayポリシーに準拠したSDKバージョンの採用について、アプリ開発者にガイダンスを提供するツールを利用できる。最近追加された機能として、アプリ開発者がクラッシュやANRのデータをSDKオーナーと共有するオプションがある。

共有されたデータを元に、SDKオーナーはAndroid StudioとPlay Consoleで、影響を受ける全てのアプリのクラッシュやANRエラーを修正する方法についてガイダンスを提供できるようになった。これにより、アプリの品質向上とSDK管理の効率化が図られるだろう。

Google Playがコマース機能を拡張

Google Playは190以上の市場で25億人以上のユーザーにアクセスできる巨大なプラットフォームだ。今年は、これらの市場の顧客にアクセスする能力を高めるために、安全でシームレスな購入をより簡単に行えるようにすることに注力した。その一環として、従来の支払い方法に加え、300以上のローカルな支払い方法を含む広範な支払いライブラリが拡張された。

ブラジルではPix、インドではUPIのサポートが強化され、これらの市場で数億人の顧客がサブスクリプション購入を合理化できるようになった。また、Google ファミリーを設定しているユーザーは、任意のOSから子供の購入を承認できるようになった。

購入体験の最適化も進められ、顧客により多くのガイダンスと柔軟性を提供し、これらの体験を微調整するツールを開発者に提供している。「ベストセラー」「トレンド」「人気」などの新しいバッジがPlay Storeに追加され、顧客の購入をガイドするのに役立つだろう。

Google Play I/O 2024の発表内容に関する考察

Google Play I/O 2024で発表された新機能やツールは、アプリ開発者にとって大きな追い風になるだろう。特にEngage SDKを活用した新しいアプリ検出サーフェィスは、ユーザー獲得と関与度向上の面で大きな効果が期待できる。インストール済みアプリのコンテンツをアピールできるだけでなく、未インストールユーザーへのリーチも可能になるからだ。ただし、魅力的で関連性の高いコンテンツを常に提供し続けるための努力は欠かせない。

品質とセキュリティの面でも、SDK Consoleの全面開放は重要な一歩だと言える。サードパーティSDKに起因する問題は後を絶たず、アプリ開発者の負担となっていた。SDK管理の効率化とコミュニケーションの円滑化により、より安全で高品質なアプリ開発が促進されるはずだ。ただ、全てのSDKオーナーが積極的に対応してくれるかは未知数であり、業界を挙げた取り組みが求められる。

コマース機能の拡張は、グローバルな課金システム構築の複雑さを緩和し、収益化の選択肢を広げるものだ。ローカルな支払い方法への対応は新興国市場の開拓に欠かせず、Google Playの強みをさらに増すことになるだろう。また、分割払いのサブスクリプションなどユーザー目線の施策は、リピート率とLTVの向上につながることが期待される。今後は、データに基づくダイナミックな価格最適化なども求められるかもしれない。

参考サイト

  1. ^ Android Developers Blog. 「Android Developers Blog: I/O 2024: What's new in Google Play」. https://android-developers.googleblog.com/2024/05/io-24-whats-new-in-google-play.html, (参照 24-05-28).
  2. Google. https://blog.google/intl/ja-jp/

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