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公開：2024-09-13

パレスリンクとアクセルラボが宿泊施設向けIoTサービスを連携、チェックインから入室までの完全無人化を実現

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• パレスリンクがチェックインSaaS「TOMARO+」を提供
• アクセルラボの「alie+ スマートホテル」と連携
• 宿泊施設の完全無人化ソリューションを実現

TOMARO+とalie+ スマートホテルの連携で宿泊施設の無人化が進展

株式会社パレスリンクは、チェックインSaaS「TOMARO+」と株式会社アクセルラボの「alie+ スマートホテル」の連携を2024年9月12日に発表した。この連携により、宿泊施設における完全無人化ソリューションの提供が可能となり、チェックインから入室までの一連の流れをゲストのスマートフォンで完結できるようになったのだ。^[1]

TOMARO+は、QRコードを設置するだけで簡単に運用を開始できるチェックインサービスである。従来はチェックイン業務における「ゲストへの鍵の受け渡し」が課題となっていたが、alie+ スマートホテルとの連携によりこの問題が解決された。チェックイン時の本人確認に加え、鍵の解錠・施錠の制御もゲストのスマートフォンで行えるようになったのだ。

この連携により、宿泊施設は従業員スタッフ不足という長期的な課題に対応できるようになる。大規模ホテルではフロントスタッフの業務負荷軽減、小規模施設では完全無人化が可能となり、運営の効率化が図れる。また、鍵開錠用のアプリが不要なため、海外からの旅行客にとっても使いやすく、セキュリティレベルの高い鍵管理が実現できるのだ。

TOMARO+とalie+ スマートホテルの連携機能まとめ

IoTについて

IoTとは、Internet of Thingsの略称で、様々な「モノ」がインターネットを通じて接続され、情報交換することにより相互に制御する仕組みのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 日常生活の様々なモノをネットワークにつなげる
• リアルタイムでデータを収集・分析が可能
• 遠隔操作や自動制御によって利便性が向上

宿泊業界におけるIoTの活用例として、alie+ スマートホテルがある。このサービスは、スマートロックをはじめとする客室内の照明・空調・家電の操作、センサーによる在室確認や窓の閉め忘れ検知など、ゲストの宿泊体験の向上と業務効率化を両立させている。従来のルームコントロールシステムと比較して導入が容易であり、宿泊施設の課題に対する多角的な解決策を提案できる点が特徴だ。

TOMARO+とalie+ スマートホテルの連携に関する考察

TOMARO+とalie+ スマートホテルの連携は、宿泊施設の人手不足問題に対する効果的なソリューションとなる可能性が高い。特に、チェックインから入室までの完全無人化を実現した点は、運営コストの削減と顧客満足度の向上の両立につながるだろう。ただし、システムの安定性やセキュリティの確保、そして高齢者や技術に不慣れな利用者への対応が今後の課題となる可能性がある。

これらの課題に対しては、ユーザーインターフェースの更なる改善や、緊急時の人的サポート体制の整備が解決策として考えられる。また、今後は顔認証技術やAIを活用したパーソナライズドサービスなど、より高度な機能の追加が期待される。宿泊施設の完全自動化に向けた技術革新は、労働力不足や働き方改革といった社会課題の解決にも貢献する可能性を秘めている。

さらに、このようなIoTソリューションの普及は、宿泊業界全体のデジタルトランスフォーメーション（DX）を加速させる可能性がある。データ分析に基づく需要予測や価格設定、エネルギー管理の最適化など、運営の効率化だけでなく、新たなビジネスモデルの創出にもつながるかもしれない。TOMARO+とalie+ スマートホテルの連携は、宿泊業界のイノベーションの先駆けとなることが期待される。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「チェックインSaaS「TOMARO+」、「alie+ スマートホテル」のスマートロックと連携開始 | 株式会社パレスリンクのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000095866.html, (参照 24-09-13).

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