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公開：2024-09-16

STYZがSyncableに「カスタム項目」機能を追加、NPOの寄付プロセスを柔軟化し運営効率を向上

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• STYZが寄付画面に「カスタム項目」機能を追加
• NPOが独自の質問を設定可能に
• 寄付者対応の柔軟性が向上

Syncableの新機能「カスタム項目」で寄付プロセスが進化

株式会社STYZは、寄付決済プラットフォームSyncableに新機能「寄付画面のカスタム項目」を2024年9月13日に追加した。この機能により、NPO は寄付画面に独自の質問を設定し、寄付者から必要な情報を収集することが可能になった。これにより、寄付者に対する確認事項をより柔軟に設定でき、団体運営の効率化や寄付者の負担軽減が期待される。^[1]

新機能「カスタム項目」では、NPOが寄付フォームに独自の質問を設定し、寄付者に対してより詳細な確認を行うことができる。例えば、寄付者の名前を公開する許可を求めたり、反社会的勢力に関わりがないことに同意してもらう項目を追加することが可能だ。この機能を活用することで、団体のニーズに応じた柔軟な設定ができ、寄付者とのコミュニケーションを最適化する。

Syncableの「カスタム項目」機能の導入は、Googleフォームを使った申請だけで完了できる。詳細な申請手順はSyncableのFAQページで確認可能だ。テンプレート以外の項目を追加したい場合やご不明点がある際は、お問い合わせ窓口まで連絡することができる。ただし、複数のカスタム項目を設定する場合は、寄付者の寄付完了率に影響する可能性があるため、必要最小限の質問に留めることが推奨される。

Syncableの「カスタム項目」機能の特徴まとめ

Syncableの詳細はこちら

寄付決済プラットフォームについて

寄付決済プラットフォームとは、非営利団体が寄付を募るためのオンラインシステムのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• オンラインでの寄付受付を可能にする
• 寄付者情報の管理と分析機能を提供
• 決済処理の自動化による業務効率化

Syncableは、このような寄付決済プラットフォームの一つであり、4,000団体以上が登録する国内最大級のサービスとなっている。非営利団体向けのデジタルファンドレイジングを支援し、寄付プロセスの効率化と寄付者とのコミュニケーション強化を実現することで、民間の社会保障の拡大に貢献している。

Syncableの新機能「カスタム項目」に関する考察

Syncableの新機能「カスタム項目」は、NPOの運営効率化と寄付者とのコミュニケーション強化に大きく貢献する可能性がある。寄付者の名前公開許可や反社会的勢力との非関与確認など、これまで別途行う必要があった手続きを寄付プロセスに統合できることで、NPOの事務負担が軽減されるだろう。また、寄付者にとっても、一度の手続きで必要な情報提供が完了するため、利便性が向上すると考えられる。

一方で、カスタム項目の追加により寄付プロセスが複雑化し、寄付完了率が低下するリスクも懸念される。NPOは必要最小限の質問に留めるよう推奨されているが、どの程度まで項目を追加できるかの判断が難しい場合もあるだろう。今後、Syncable側がデータ分析を行い、最適な項目数や質問内容についてのガイドラインを提供することで、このリスクを軽減できる可能性がある。

将来的には、AIを活用した質問の最適化や、寄付者の過去の行動データに基づくパーソナライズされた質問設定など、より高度な機能の追加が期待される。また、他の寄付プラットフォームとの連携や、企業のCSR活動との統合など、寄付エコシステムの拡大につながる機能の開発も重要だろう。Syncableには、これらの課題に取り組みながら、非営利セクターのデジタル化をさらに推進していく役割が期待される。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「寄付画面に新機能「カスタム項目」をリリース～NPOが独自の質問設定を可能にし、寄付者対応がさらに柔軟に～ | 株式会社STYZのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000161.000022873.html, (参照 24-09-16).
2. Google. https://blog.google/intl/ja-jp/

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