LPI-JapanがLinuC Award 2024を発表、Linux技術者認定取得企業・団体29社を表彰

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

LPI-JapanがLinuC Award 2024を発表
LinuC認定取得者を多数輩出する企業・団体を表彰
29の企業・団体が表彰対象に

LPI-JapanによるLinuC Award 2024の発表

LPI-Japanは、Linux技術者認定「LinuC」の認定取得者を多数輩出する企業・団体を表彰する「LinuC Award 2024」を2024年9月17日に発表した。このアワードでは、有意性期限内のLinuC認定を500以上、300以上、100以上、50以上保有する企業・団体に対して認定バッジを授与し、LPI-Japanの特設ページにて紹介する。^[1]

LinuC Award 2024は、LinuCを自組織のエンジニア育成に積極的に活用している企業・団体を、エンジニアが保有するLinuC認定の合計数に基づいて表彰するプログラムだ。これは、企業や団体に所属するエンジニアの技術力を客観的に示す指標となり、組織全体の技術力の証明にもつながる。

対象となる認定は、有意性期限内のLinuCレベル1、レベル2、レベル3、システムアーキテクトの4つのレベルである。集計期間は2024年7月1日時点で、有意性期限内の認定数を合算して集計される。年度途中に基準の認定数を達成した企業は都度紹介され、掲載に同意した企業・団体のみが紹介される。

LinuC Award 2024の表彰カテゴリーまとめ

認定数	授与されるバッジ
500以上	500認定数以上バッジ
300以上	300認定数以上バッジ
100以上	100認定数以上バッジ
50以上	50認定数以上バッジ

LinuC Award 2024特設ページはこちら

LinuCについて

LinuCとは、Linux技術者認定のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

Linuxシステムの構築から運用管理まで幅広い技術をカバー
4つのレベル（レベル1、2、3、システムアーキテクト）で構成
認定の有効期限は5年間で、再認定または上位レベル取得で更新可能

LinuCは、LPI-Japanが提供するLinux技術者向けの認定試験である。この認定は、Linuxをはじめとするシステム構築から運用管理に必要な高度な技術力を証明するものとして、多くの企業で活用されている。特に、KDDIでは新入社員の必須資格として位置づけられるなど、業界での重要性が高まっている。

LinuC Award 2024に関する考察

LinuC Award 2024の発表は、企業におけるLinux技術者の育成と技術力の可視化に大きな影響を与える可能性がある。このアワードにより、企業はLinuC認定取得者の数を一つの指標として自社の技術力をアピールできるようになり、優秀なエンジニアの採用や顧客からの信頼獲得にも繋がるだろう。一方で、認定取得数の競争が過熱し、形式的な資格取得に走る企業が増える可能性も懸念される。

今後の課題としては、認定取得数だけでなく、実際の業務での活用度や技術力の向上度合いなど、より質的な評価基準の導入が考えられる。また、LinuC以外のLinux関連資格や、他のオープンソース技術の認定も含めた総合的な評価システムの構築も検討の余地がある。これにより、より包括的な技術力評価が可能になるだろう。

LinuC Award 2024を契機に、Linux技術者の育成がさらに活発化することが期待される。今後は、単なる認定取得数の増加だけでなく、実践的なスキル向上や新たな技術トレンドへの対応など、より高度な技術者育成プログラムの開発が求められるだろう。LinuCの認知度向上と共に、Linux技術者の社会的地位向上にも繋がることを期待したい。

参考サイト

^ PR TIMES. 「LPI-Japan、『LinuC Award 2024』を発表 | 特定非営利活動法人エルピーアイジャパンのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000139.000001271.html, (参照 24-09-19).
NEC. https://jpn.nec.com/

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