RS232Cとは？意味をわかりやすく簡単に解説

text: XEXEQ編集部

RS232Cとは

RS232Cは、シリアル通信の規格の一つで、コンピューターと周辺機器間のデータ通信に使用されます。RS232Cは、アメリカ電子工業会(EIA)によって1969年に標準化された規格です。

RS232Cは、シリアルポートとも呼ばれ、コンピューターの背面にD-Sub9ピンまたはD-Sub25ピンのコネクタが使用されています。RS232Cは、1対1の通信方式で、送信側と受信側の間で信号線を使用して双方向通信を行います。

RS232Cの通信速度は、300bpsから115,200bpsまでの範囲で設定可能で、一般的には9,600bpsや19,200bpsが使用されます。RS232Cは、最大通信距離が15mまでと短く、ノイズの影響を受けやすいという特徴があります。

RS232Cは、パソコンとモデムの接続、産業用機器の制御、計測機器のデータ収集などに使用されてきました。しかし、USBやイーサネットなどの高速かつ利便性の高い通信規格の普及により、現在ではRS232Cの使用頻度は減少しています。

RS232Cは、シンプルな構成と容易な実装が特徴で、古くから使用されている通信規格です。RS232Cを理解することは、シリアル通信の基礎知識を学ぶ上で重要だと言えるでしょう。

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