SerDes(Serializer/Deserializer)とは？意味をわかりやすく簡単に解説

text: XEXEQ編集部

SerDes(Serializer/Deserializer)とは

SerDesとはSerializer/Deserializerの略称で、シリアルデータを並列データに変換する装置のことを指します。シリアルデータは、1本の信号線で順番にデータを送信する方式で、並列データは、複数の信号線で同時にデータを送信する方式です。

SerDesは、シリアルデータと並列データの変換を行うことで、高速なデータ通信を実現しています。特に、長距離のデータ通信では、シリアルデータの方が信号の劣化が少ないため、SerDesを使用することで安定したデータ通信が可能になります。

SerDesは、送信側のSerializerと受信側のDeserializerで構成されています。Serializerは、並列データをシリアルデータに変換し、Deserializerは、シリアルデータを並列データに変換します。

SerDesは、様々な通信規格で使用されています。代表的なものとしては、PCI Express、SATA、USB、Ethernet、HDMI、DisplayPortなどがあります。これらの規格では、高速なデータ通信を実現するために、SerDesが使用されています。

SerDesは、半導体技術の進歩により、高速化と低消費電力化が進んでいます。最新のSerDesでは、100Gbps以上の高速通信が可能になっており、今後もさらなる高速化が期待されています。

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