URN(Uniform Resource Name)とは？意味をわかりやすく簡単に解説

text: XEXEQ編集部

URN(Uniform Resource Name)とは

URN(Uniform Resource Name)は、インターネット上のリソースを一意に識別するための名前付けシステムです。URNは、リソースの位置や所在に依存せず、リソース自体に付与される恒久的な識別子となります。

URNは、リソースの名前空間と名前空間固有の文字列から構成されます。名前空間は、URNの先頭に置かれ、特定の組織や機関によって管理されるリソースのグループを表します。名前空間固有の文字列は、その名前空間内でリソースを一意に識別するための文字列です。

URNの主な目的は、リソースの永続性と一意性を保証することにあります。URLとは異なり、URNはリソースの位置を表すのではなく、リソース自体を表します。したがって、リソースの位置が変更されても、URNを使用してリソースを参照することができます。

URNの構文は、RFC 2141で定義されています。URNは、"urn:"で始まり、その後に名前空間識別子(NID)と名前空間固有の文字列(NSS)が続きます。NIDは、名前空間を一意に識別するための文字列であり、NSSは、その名前空間内でリソースを一意に識別するための文字列です。

URNの一般的な構文はurn:< NID >:< NSS >のようになり、国際標準図書番号(ISBN)を表すURNはurn:isbn:0-486-27557-4のようになります。

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