PHPのelse ifとは？意味をわかりやすく簡単に解説

text: XEXEQ編集部

else ifとは

else ifはPHPにおける条件分岐の構文の一つです。複数の条件を順番に評価し、最初に真となった条件に対応するコードブロックを実行します。

else ifを使用することで、if文だけでは表現しきれない複雑な条件分岐を簡潔に記述することができます。これにより、コードの可読性と保守性が向上します。

else ifはif文の直後に記述し、その後に条件式を指定します。条件式が真の場合、対応するコードブロックが実行され、以降のelse ifやelse句は無視されます。

else ifを複数記述することで、多岐にわたる条件分岐を表現できます。ただし、条件式の評価順序に注意が必要です。先に記述された条件から順に評価されるため、条件の順序を適切に設定しなければなりません。

else ifはif文と組み合わせて使用されることが多いですが、else句と併用することもできます。else句は全てのelse ifの条件が偽だった場合に実行されるデフォルトの処理を記述するために用いられます。

else ifを使用した条件分岐の実装

「else ifを使用した条件分岐の実装」に関して、以下3つを簡単に解説していきます。

else ifを用いた複数条件の評価
else ifとif文の組み合わせ
else ifとelse句の併用

else ifを用いた複数条件の評価

else ifを使用することで、複数の条件を順番に評価し、適切な処理を実行することができます。条件式は上から順に評価され、最初に真となった条件に対応するコードブロックが実行されます。

以下はelse ifを用いた複数条件の評価の例です。変数$numの値に応じて、異なるメッセージを出力しています。

$num = 10;

if ($num < 0) {
    echo "負の数です。";
} elseif ($num < 10) {
    echo "0以上10未満の数です。";
} elseif ($num < 20) {
    echo "10以上20未満の数です。";
} else {
    echo "20以上の数です。";
}

else ifとif文の組み合わせ

else ifはif文と組み合わせて使用されることが一般的です。最初のif文で条件を評価し、真でない場合にelse ifの条件が評価されます。

以下はelse ifとif文を組み合わせた例です。変数$ageの値に応じて、異なるメッセージを出力しています。

$age = 25;

if ($age < 18) {
    echo "未成年です。";
} elseif ($age < 60) {
    echo "成人です。";
} else {
    echo "高齢者です。";
}

else ifとelse句の併用

else ifはelse句と併用することで、全ての条件が偽だった場合のデフォルトの処理を記述することができます。else句はelse ifの条件が全て偽だった場合に実行されます。

以下はelse ifとelse句を併用した例です。変数$scoreの値に応じて、異なる評価を出力しています。

$score = 75;

if ($score >= 90) {
    echo "優";
} elseif ($score >= 80) {
    echo "良";
} elseif ($score >= 70) {
    echo "可";
} else {
    echo "不可";
}