オープンハウスグループが東京都の障害者スポーツ促進事業に協力、バーチャルスポーツでの体験実施拠点に

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

オープンハウスグループがバーチャルスポーツ体験実施拠点に
東京都の障害者スポーツ実施促進事業に協力
障がい者従業員の心身の健康促進を目指す

オープンハウスグループがバーチャルスポーツを用いた障害者スポーツ実施促進事業に協力

株式会社オープンハウスグループは、東京都の令和6（2024）年度新規事業「バーチャルスポーツを用いた障害者のスポーツ実施促進事業」の体験実施拠点として協力を開始した。2024年9月3日には、同社のオペレーションセンター横浜事務所にてメディア向けの説明会・見学会を開催し、体験実施の様子を公開したのだ。^[1]

本事業は、障がい者のスポーツ実施率向上を目的としており、スポーツに関心のない方々や、スポーツをできないと思っている方々へのアプローチを重視している。バーチャルスポーツは、そのような方々の関心を喚起し、スポーツの楽しさを気軽に体験できる手段として期待されているのだ。

オープンハウスグループでは、障がいがある従業員の約8割が勤務するオペレーションセンター3拠点のうち、横浜事務所で体験実施を行っている。参加した従業員からは前向きな声が集まっており、心身の健康促進につなげていくことを目指しているのだ。

バーチャルスポーツを用いた障害者のスポーツ実施促進事業の概要

項目	詳細
実施主体	東京都
事業開始	令和6年度（2024年度）
実施場所	オープンハウスオペレーションセンター横浜事務所
実施回数	計8回（2024年7月～）
参加者	オペレーションセンター従業員10人
参加者の障がいの種類	精神障がい、発達障がい、内部障がい、視覚障がい、肢体不自由
使用器具	家庭用ゲーム機器（本体、コントローラー）

バーチャルスポーツについて

バーチャルスポーツとは、ゲーム機やPC等で行うスポーツの疑似体験のうち、手足や体の動きと連動するコントローラーを用いる等身体活動を伴うものを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

ゲーム感覚でスポーツを体験できる
身体活動を伴い、運動効果が期待できる
場所や天候に左右されず、気軽に実施可能

本事業では、バスケットボール、ビーチテニス、ボクシングエクササイズなどの種目が用意されている。これらのバーチャルスポーツを通じて、障がいのある方々がスポーツの楽しさを体験し、日常的な運動習慣の形成につながることが期待されている。

バーチャルスポーツを用いた障害者スポーツ促進事業に関する考察

バーチャルスポーツを活用した本事業は、従来のスポーツ活動に参加が困難だった障がい者にとって、新たな可能性を開くものだ。特に、身体的な制約や環境的な障壁によってスポーツから遠ざかっていた人々にとって、自宅や慣れた場所で気軽に体を動かせる機会を提供することは、極めて意義深いと言えるだろう。

一方で、バーチャルスポーツの導入には技術的なハードルや機器の導入コストなど、いくつかの課題も存在する。これらの課題を解決するためには、行政と民間企業の連携強化や、専門家による継続的なサポート体制の構築が不可欠だ。また、バーチャルスポーツの効果を科学的に検証し、個々の障がいの特性に応じたプログラムの開発も今後の重要な課題となるだろう。

今後は、バーチャルスポーツと従来の実際のスポーツ活動を組み合わせたハイブリッドなアプローチも期待される。このような取り組みを通じて、障がい者のスポーツ実施率向上だけでなく、社会全体のインクルージョン意識の醸成にもつながることを期待したい。バーチャル技術の進化と共に、より多様で魅力的なスポーツ体験が提供されることで、障がいの有無に関わらず、誰もが楽しめるスポーツ環境の実現に近づくのではないだろうか。

参考サイト

^ PR TIMES. 「当社オペレーションセンターが東京都の新規事業の体験実施拠点に「バーチャルスポーツを用いた障害者のスポーツ実施促進事業」 | 株式会社オープンハウスグループのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000624.000024241.html, (参照 24-09-24).

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