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公開：2024-09-26

コネプラのGOKINJOがフェーズフリーアワード2024で入選、マンション住民向けコミュニティ醸成サービスが評価される

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• コネプラのGOKINJOがフェーズフリーアワード2024で入選
• マンション住民向けコミュニティ醸成サービスを提供
• 日常と非常時の両方で活用可能な防災基盤を構築

GOKINJOのフェーズフリーアワード2024入選と特徴

株式会社コネプラは、マンション住民向けコミュニティ醸成サービス「GOKINJO」が、一般社団法人フェーズフリー協会主催の「PHASEFREE AWARD（フェーズフリーアワード）2024」の事業部門で入選したことを2024年9月24日に発表した。GOKINJOは、日常的に使用するスマホアプリを通じて、非常時に住民同士が共助し合える基盤を構築するサービスである。^[1]

GOKINJOの特徴として、共助、集合知、継続性、アクティブ性の4点が挙げられる。日常的には情報交換やモノのシェアリングをベースに住民同士のコミュニティを醸成し、非常時には住民間の情報交換に加え、安否確認機能を提供する。これにより、日常と非常時の両方で活用可能な防災基盤を実現している。

フェーズフリーとは、普段身の回りにあるモノやサービスを「日常時」と「非常時」というフェーズからフリーにし、生活の質を向上させるという新しい考え方だ。フェーズフリーアワードは、このコンセプトに基づき、安心して豊かに暮らせる社会の実現を目指す活動の一環として2021年にスタートした。

GOKINJOの特徴まとめ

GOKINJOのサービスサイトはこちら

フェーズフリーについて

フェーズフリーとは、普段身の回りにあるモノやサービスを「日常時」と「非常時」というフェーズ（社会の状態）からフリーにする新しい考え方だ。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 日常時と非常時の両方で活用可能なモノやサービスの提供
• 生活の質向上と安全性の確保を同時に実現
• 特別な防災用品ではなく、日常的に使用するものの活用

フェーズフリーの概念は、災害大国である日本において特に重要性を増している。GOKINJOのようなサービスは、この考え方を実践的に応用した好例と言える。日常的なコミュニティ醸成活動が、非常時の共助体制構築につながるという点で、フェーズフリーの理念を具現化しているのだ。

GOKINJOのフェーズフリーアワード入選に関する考察

GOKINJOのフェーズフリーアワード入選は、マンションコミュニティにおける防災対策の新たな方向性を示唆している。従来の防災対策が非常時のみを想定したものが多かったのに対し、GOKINJOは日常生活の中で自然とコミュニティを形成し、それが非常時の助け合いにつながるという点で画期的だ。特に、スマートフォンアプリを活用することで、若い世代を含む幅広い年齢層の参加を促す可能性がある。

一方で、プライバシーの問題や、デジタルデバイドによる情報格差の発生など、新たな課題が生じる可能性も考えられる。例えば、高齢者や技術に不慣れな住民が取り残されないよう、アプリの使い方講習会の開催や、デジタルと併用できる従来型の連絡手段の維持なども検討する必要があるだろう。また、個人情報の取り扱いに関する明確なガイドラインの策定も重要になると考えられる。

今後、GOKINJOには非常時のシミュレーション機能や、地域の防災資源（避難所、AEDの設置場所など）の可視化機能の追加が期待される。さらに、自治体や地域の防災組織との連携を強化し、より広範囲で効果的な防災ネットワークの構築につなげていくことで、フェーズフリーの概念をさらに普及させ、安心・安全な社会の実現に貢献することが期待される。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「マンション住人向けコミュニティ醸成サービス「GOKINJO」フェーズフリーアワード2024事業部門で入選 | 旭化成ホームズ株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000143.000073738.html, (参照 24-09-26).

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