ドゥエピオンがBPM＋の特許を取得、知識なしでBPMN作成が可能に、BPRやDX支援を強化

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

ドゥエピオンがBPM＋の特許を取得
BPMNを知識や経験なく作成可能に
BPRやDXを支援する新アルゴリズム搭載

ドゥエピオンがBPM＋の特許を取得し業務フロー作成を効率化

株式会社ドゥエピオンは2024年8月27日に業務フロー自動生成ツール「BPM＋」の特許を取得した。このシステムは、ユーザーがシステムからの質問に答えるだけで簡単にBPMN（Business Process Model and Notation）を作成できるクラウドシステムである。次工程を予測し入力をサポートする先進的なアルゴリズムが特許取得の理由となっている。^[1]

BPM＋は、BPR（Business Process Re-engineering）やDX（Digital Transformation）推進の支援システムとして活用できる。また、作成したBPMNを外部サイトや社内マニュアルとリンクさせることで、ラーニングシステムとしても利用可能だ。これにより、従来のBPMN作成における知識や経験の不足、作成者による手順や表記の違い、多大な時間を要するなどの課題を解決することが期待される。

BPM＋の主な特長として、誰でも簡単にBPMNを作成できる点、作成時間を大幅に短縮できる点、サポートワード機能による効率的な作成が可能な点が挙げられる。さらに、作業ごとの役割や稼働時間のマトリックス表を自動生成する機能も搭載されており、役割分担や作業稼働のデータ化によって、より実効力のある対策案選定に役立つことが期待されている。

BPM＋の主な特長まとめ

	Easy	Speedy	Support	Utility
主な利点	簡単なBPMN作成	作成時間の大幅短縮	効率的な作成サポート	マトリックス表自動生成
特徴	知識不要で作成可能	80%の稼働削減	次工程予測機能	役割・稼働時間の可視化
メリット	統一された表記ルール	迅速な更新が可能	作成効率の向上	データ活用による分析

BPM＋の詳細はこちら

BPMNについて

BPMNとは、「Business Process Model and Notation」の略称で、業務プロセスを視覚的に表現するための標準的な記法である。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

業務フローを図式化し、可視化する
国際標準規格として広く認知されている
システム開発者と業務担当者の共通言語として機能する

BPMNは業務プロセスの可視化や分析、改善に活用される重要なツールである。しかし、従来のBPMN作成には専門知識や経験が必要とされ、作成者によって表記方法が異なるなどの課題があった。BPM＋はこれらの課題を解決し、誰でも簡単にBPMNを作成できるようにすることで、より多くの企業がBPRやDXを効果的に推進できるようサポートしている。

BPM＋に関する考察

BPM＋の特許取得は、業務プロセス改善の分野に大きな影響を与える可能性がある。特に、知識や経験がなくてもBPMNを作成できる点は、中小企業や業務改善の経験が少ない組織にとって大きなメリットとなるだろう。一方で、AIによる自動生成が進むことで、人間の専門性や創造性が軽視される懸念も考えられる。

この課題に対しては、BPM＋を単なる自動化ツールではなく、人間の思考を補助し、より高度な業務改善を促進するツールとして位置づけることが重要だ。また、今後はAIの判断根拠を明確に示す機能や、業界特有の業務知識を学習させる機能など、より高度な支援機能の追加が期待される。これにより、AIと人間の協働による効果的な業務改善が実現できるだろう。

BPM＋の今後の展開として、他のビジネスツールとの連携強化や、リアルタイムでの業務プロセス分析機能の追加などが考えられる。さらに、業務プロセスの改善提案をAIが自動で行う機能や、改善後の効果予測機能なども期待したい。ドゥエピオン社には、BPM＋を通じて日本企業の生産性向上と競争力強化に貢献することを期待する。