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公開：2024-09-26

LAPRASが約4億円の資金調達を実施、AIによる転職支援機能の拡充と韓国ITエンジニアの採用市場進出へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• LAPRASが約4億円の資金調達を実施
• AIによる転職支援機能の拡充を計画
• 韓国ITエンジニアの採用市場へ進出

LAPRASの資金調達と事業展開

LAPRAS株式会社は、ITエンジニア採用の効率化を目指し、総額約4億円の資金調達を2024年9月25日に実施した。この調達は、韓国のHRテック企業Wanted Lab, Inc.の日本法人であるWANTED JAPAN株式会社を引受先とした第三者割当増資と、金融機関からの融資によって行われた。累計の調達額は約12億円に達している。^[1]

調達した資金は、ハイスキルなITエンジニアと企業をつなぐ転職・採用プラットフォーム「LAPRAS」のプロダクト開発強化やマーケティング、営業体制の拡充、事業開発に活用される。LAPRASは2019年からサービスを提供しており、現在の登録ユーザー数は約3.5万人、採用サービスの利用企業数は1000社以上に達している。

LAPRASは今後、AIによる転職支援機能の拡充を計画している。既に、AIがユーザーの希望や経験に基づいてパーソナライズされた理由付きで求人をおすすめする機能や、その人に応じた求人の要約を作成する機能を試験提供している。さらに、韓国のITエンジニアを日本企業とマッチングする新事業を開始し、グローバルな人材採用市場への展開を図っている。

LAPRASの資金調達と事業展開まとめ

AIについて

AIとは、人工知能（Artificial Intelligence）の略称で、人間の知能を模倣し、学習、問題解決、パターン認識などを行うコンピューターシステムのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 大量のデータから学習し、パターンを認識する能力
• 人間の介入なしに意思決定や予測を行う自律性
• 新しい状況に適応し、性能を向上させる学習能力

LAPRASの事例では、AIがユーザーの希望や経験に基づいて求人をおすすめしたり、求人の要約を作成したりする機能が実装されている。この技術により、従来の求人提案やレコメンド機能で感じられた不透明さや恣意性を解消し、より納得感のある転職体験を提供することが可能になる。AIの活用によって、人材マッチングの精度向上や効率化が期待されている。

LAPRASの資金調達と事業展開に関する考察

LAPRASの資金調達は、AIを活用した転職支援サービスの発展と、グローバル人材市場への参入という点で注目に値する。特に韓国のITエンジニアと日本企業のマッチングは、日本のIT人材不足解消と韓国エンジニアのキャリア機会拡大という双方にメリットをもたらす可能性がある。しかし、言語や文化の違いによるコミュニケーション課題や、リモートワークの管理体制の構築など、克服すべき問題も存在するだろう。

これらの課題に対しては、AIを活用した言語サポートツールの開発や、異文化理解のためのトレーニングプログラムの提供が有効な解決策となり得る。また、日韓両国の労働法制の違いを踏まえた柔軟な雇用形態の提案も必要だ。さらに、今後はAIによる適性診断や能力評価機能の追加、VRを活用した仮想職場体験など、より高度なマッチング技術の開発が期待される。

LAPRASの取り組みは、単なる人材マッチングサービスの枠を超え、グローバルな人材流動性を促進する可能性を秘めている。今後は日韓間にとどまらず、アジア全体、さらにはグローバルな人材エコシステムの構築へと発展することが期待される。このような取り組みが、国境を越えた人材活用と技術交流を促進し、アジアのIT産業全体の競争力向上につながる可能性は大きい。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「ITエンジニア採用のLAPRAS、総額約4億円の資金調達を実施 | LAPRAS株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000092.000024729.html, (参照 24-09-26).
2. Intel. https://www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/homepage.html

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