ビジネススキル

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公開：2024-09-29

テラスカイがクラリベイトとインプリパートナー契約を締結、知財管理システムIPfolioの導入支援で知財DXを推進

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• テラスカイがクラリベイトとインプリパートナー契約を締結
• 知財管理システム「IPfolio」の導入支援を開始
• 知財DXの推進により企業の競争力向上を目指す

テラスカイとクラリベイトの提携によるIPfolio導入支援

株式会社テラスカイは、Clarivate Plcと2024年9月5日に日本国内のインプリパートナー契約を締結した。この契約により、知財管理システム「IPfolio」の日本における導入プロジェクトに関するパートナーシップが確立された。両社は顧客がIPfolioを活用したエンド・ツー・エンドの知的財産ライフサイクル管理を円滑に運用・活用できるよう、導入支援を行っていく方針だ。^[1]

IPfolioは、Salesforce上で動作する知的財産（IP）のライフサイクル全体を管理するための統合プラットフォームである。製造業をはじめとする知的財産権を多く保有する企業に採用されており、IP管理の効率化と高度化を支援している。特許、意匠、商標などのIPを一元管理し、発明申請から研究、資産取得、ポートフォリオ管理まで、クラウド上でIPの全ライフサイクルをカバーすることが可能だ。

この提携の背景には、2021年6月のコーポレートガバナンス・コード改訂により知財情報の開示が義務付けられたことがある。グローバル市場での競争優位性を保つためにも、システムを活用した戦略企画策定が必要とされている。テラスカイのAppExchange製品やSalesforce導入の豊富な実績と、クラリベイト社の知財マネジメント支援の知見を組み合わせることで、日本における知財DXの加速を目指している。

IPfolioの主な特徴まとめ

知財DXについて

知財DX（デジタルトランスフォーメーション）とは、知的財産の管理や活用をデジタル技術によって変革し、企業の競争力を高める取り組みのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 知的財産情報のデジタル化と一元管理
• AIやビッグデータ分析による戦略的な知財活用
• 業務プロセスの自動化による効率向上

知財DXの推進により、企業は知的財産の価値を最大化し、イノベーションを加速させることが可能となる。IPfolioのような統合プラットフォームの導入は、知財DXの重要な一歩となる。テラスカイとクラリベイトの提携は、日本企業の知財DXを支援し、グローバル市場での競争力向上に貢献することが期待されている。

テラスカイとクラリベイトの提携による知財DXの推進に関する考察

テラスカイとクラリベイトの提携は、日本企業の知財管理のデジタル化を加速させる可能性を秘めている。IPfolioの導入により、企業は知的財産のライフサイクル全体を効率的に管理できるようになり、戦略的な知財活用が可能になるだろう。一方で、導入に際しては既存のシステムとの統合や、社内のワークフローの変更が必要となる可能性があり、これらの課題への対応が重要になると考えられる。

今後の課題としては、IPfolioの日本市場への適応化が挙げられる。日本特有の知財管理プロセスや法規制に対応するためのカスタマイズが必要になる可能性がある。この課題に対しては、テラスカイの国内市場での豊富な経験とクラリベイトのグローバルな知見を組み合わせることで、効果的な解決策を見出せるだろう。また、AIや機械学習技術の活用により、知財分析や特許価値評価の精度向上も期待される。

長期的には、IPfolioを中心とした知財エコシステムの構築が期待される。他の業務システムやデータベースとの連携を強化し、企業全体のデジタルトランスフォーメーションの一環として知財DXを位置づけることで、より大きな価値を生み出せる可能性がある。テラスカイとクラリベイトには、単なるシステム導入支援にとどまらず、日本企業の知財戦略全体を支援するパートナーとしての役割が期待されるだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「クラリベイトと国内初のインプリパートナー契約を締結 | 株式会社テラスカイのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000165.000009955.html, (参照 24-09-29).

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