サンゲツが働き方改革EXPOに初出展、オフィス空間の総合提案力で課題解決をアピール

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

サンゲツが「働き方改革EXPO」に初出展
オフィス空間の総合提案力をアピール
価値創造拠点「PARCs」を事例として紹介

サンゲツが「働き方改革EXPO」に初出展、オフィス空間の課題解決を提案

株式会社サンゲツは、2024年10月2日から4日まで幕張メッセで開催される「第14回働き方改革EXPO 秋」、および11月20日から22日までインテックス大阪で開催される「第9回 [関西] 働き方改革EXPO」に初出展することを発表した。サンゲツは、オフィス移転やリニューアルを検討する顧客に対し、コンサルティングから設計、施工、アフターメンテナンスまでの一気通貫したサービスを提供している。^[1]

展示会では、「働く人のエンゲージメント向上」「WELL認証取得のノウハウを活かした空間提案」「省エネ、エコ商材など循環型社会に貢献する素材選択」をテーマに、サンゲツの総合的な空間創造力をアピールする。特に、2024年3月に日比谷に開設したサンゲツグループの新たな価値創造拠点「PARCs Sangetsu Group Creative Hub」を実際の空間提案事例として紹介し、働き方に関する革新的なアイデアを展示する。

サンゲツは、壁装材、床材、ファブリックなど、住宅から非住宅分野まで幅広い建材を取り扱う企業だ。ブランドステートメント「Joy of Design」を掲げ、新しい空間を創造する人々にデザインの喜びを提供することを目指している。2024年3月期の連結売上高は1,898億円で、壁装材では国内シェアの約50％を占める業界のリーディングカンパニーとしての地位を確立している。

働き方改革EXPOの概要

	東京開催	大阪開催
イベント名	第14回働き方改革EXPO 秋	第9回 [関西] 働き方改革EXPO
開催日時	2024年10月2日～4日 10:00～18:00（最終日17:00まで）	2024年11月20日～22日 10:00～17:00
会場	幕張メッセ	インテックス大阪
サンゲツブース	22-50	未定
入場料	無料（要事前登録）	無料（要事前登録）

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WELL認証について

WELL認証とは、アメリカの国際WELLビルディング協会（IWBI）が運営する、人々の健康とウェルビーイングに焦点を当てた建築物のグローバルな評価指標のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

建物利用者の健康と快適性を重視した評価システム
空気、水、栄養、光、運動、快適性、こころなどの項目を評価
オフィスや住宅、学校など様々な建築物に適用可能

サンゲツは、新たに開設した価値創造拠点「PARCs」においてWELL認証の予備認証を取得している。この経験を活かし、顧客に対してWELL認証取得のノウハウを含めた空間提案を行うことで、より健康的で生産性の高いオフィス環境の創出を支援している。WELL認証の取得は、従業員の健康増進や企業イメージの向上にも寄与する重要な要素となっている。

サンゲツの働き方改革EXPO出展に関する考察

サンゲツの「働き方改革EXPO」への初出展は、オフィス空間における総合的なソリューション提供者としての立場を強化する絶好の機会となるだろう。特に、自社の価値創造拠点「PARCs」を実例として展示することで、理論だけでなく実践的な空間設計のノウハウを示すことができる。しかし、競合他社との差別化や、多様化する働き方に応じた柔軟な提案が求められるという課題も予想される。

今後起こりうる問題として、リモートワークの普及によるオフィススペースの縮小傾向が挙げられる。この課題に対して、サンゲツはハイブリッドワークに適した空間設計や、オフィスの魅力を高める独創的な内装ソリューションの開発に注力する必要があるだろう。また、環境負荷の低減や健康促進といった社会的要請に応える素材やデザインの提案も、重要な差別化要因となる可能性が高い。

今後サンゲツには、AIやIoTを活用したスマートオフィスソリューションの開発や、バイオフィリックデザインを取り入れた自然との共生を意識した空間提案など、より革新的なアプローチが期待される。また、個々の企業文化や業種特性に合わせたカスタマイズ可能な空間デザインシステムの構築も、サンゲツの競争力を高める重要な要素となるだろう。このような取り組みを通じ、サンゲツが働き方改革を空間設計の側面から牽引する存在となることを期待したい。