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積水フーラーが半導体クリーンルーム向け低アウトガスシーリング材を発売、国内半導体産業の成長を後押し

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

積水フーラーが半導体クリーンルーム向け低アウトガスシーリング材を発売、国内半導体産業の成長を後押し

PR TIMES より


記事の要約

  • 積水フーラーが低アウトガスシーリング材を発売
  • クリーンルーム用途に特化した「抗菌GOOD!クリーンルーム用®」
  • 半導体産業の国内投資増加に対応する製品

積水フーラーの低アウトガスシーリング材「抗菌GOOD!クリーンルーム用®」発売

積水化学工業株式会社と積水フーラー株式会社は半導体クリーンルーム向けの低アウトガスシーリング材「抗菌GOOD!クリーンルーム用®」を2024年9月30日に発売する。本製品は電子材料を汚染するアウトガス成分を抑制し半導体関連産業の国内投資増加に対応した製品となっている。[1]

「抗菌GOOD!クリーンルーム用®」は通常の変成シリコーン系シーリング材の施工性や接着性を維持しつつ電子材料を汚染するアウトガス成分を抑制している。日本空気清浄協会の定める測定方法指針に基づく試験では11成分全てが検出限界以下という結果を得ており高い抗菌性能も備えている。

本製品は一液湿気硬化タイプのシーリング材であり二液混合の手間が不要。330mlの筒型カートリッジと320mlのフィルムパックを採用し各現場のニーズに対応している。積水フーラーは2025年度に関連用途の市場シェア30%を目指すとしており半導体産業の成長に合わせた事業展開を進めていく。

「抗菌GOOD!クリーンルーム用®」の特徴まとめ

低アウトガス性 抗菌性 シーリング機能 施工性
主な特徴 11成分検出限界以下 高い抗菌性能 接着性と柔軟性を兼備 一液湿気硬化タイプ
測定・認定 JACA No.34-1999準拠 抗菌GOOD!シリーズ JAIA F☆☆☆☆認定 -
用途 半導体クリーンルーム クリーンルーム全般 内装材の接着・シーリング 各種現場対応
包装形態 - - - 330mlカートリッジ、320mlフィルムパック

アウトガスについて

アウトガスとは材料から放出される揮発性の気体成分のことを指しており主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 材料の劣化や環境汚染の原因となる
  • 電子部品や精密機器の性能に悪影響を与える
  • クリーンルーム内では厳格に管理される必要がある

半導体やフラットパネルディスプレイなどの先端産業では製造環境中のアウトガスが製品性能に悪影響を及ぼす可能性があるため特に注意が必要。「抗菌GOOD!クリーンルーム用®」は電子材料を汚染するアウトガス成分を抑制することで半導体産業の要求に応えている。このような低アウトガス製品の開発は先端製造業の生産性向上に貢献するだろう。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「半導体クリーンルーム向け低アウトガスシーリング材を発売 | 積水化学工業株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000120.000099121.html, (参照 24-09-29).

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