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公開：2024-09-29

マイダスアイティジャパンがCIVIL NX技術講座を全国8都市で開催、土木構造解析＆橋梁耐震設計の最新知識を提供

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• マイダスアイティがCIVIL NXリリース記念で技術講座開催
• 全国8都市で土木構造物の構造解析＆橋梁耐震設計講座実施
• CIVIL NXの新機能体験セミナーも同時開催

マイダスアイティジャパンが全国8都市でCIVIL NX技術講座を開催

株式会社マイダスアイティジャパンは、CIVIL NXのリリースを記念し、土木構造物の構造解析＆橋梁耐震設計に関する「MIDAS 土木分野 技術講座」およびCIVIL NXの体験セミナーを、全国8都市で開催すると2024年9月27日に発表した。開催都市は東京・横浜・大阪・名古屋・福岡・広島・札幌・仙台で、参加費は無料となっている。^[1]

技術講座では午前の部で「構造非線形解析」、午後の部では「耐荷メカニズムから考える耐震設計」の講座が行われる。特に午後の部では、東京都市大学の吉川弘道先生による講演が予定されている。また、「2径間単純RC橋の耐震解析」をテーマにCIVIL NXの新機能体験セミナーも実施される。

CIVIL NXは、従来の土木分野における汎用構造解析・設計ソフトウェアを一新したものだ。新しいプラットフォームの導入によるUIの改善、大規模データの高速処理、耐震照査および耐震設計の新機能搭載、Excel形式による計算書の自動作成などの機能を備えている。これにより、特殊橋梁や曲線橋梁の耐震調査・設計が可能となった。

CIVIL NX技術講座の開催概要

耐震設計について

耐震設計とは、地震の揺れに対して建築物や構造物が安全性を保持できるよう設計することを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 地震力に対する構造物の強度と変形能力の確保
• 地盤条件や建物の重要度に応じた設計基準の適用
• コンピューターシミュレーションを用いた詳細な解析

CIVIL NXの新機能では、特殊橋梁（下路式アーチ橋）に対する上・下部構造の同時照査や、曲線橋梁の耐震調査・設計が可能となった。これにより、より複雑な構造物に対しても高精度な耐震設計が実現できる。また、Excel形式による計算書の自動作成機能により、設計者の作業効率も大幅に向上すると期待されている。

CIVIL NXの技術講座に関する考察

マイダスアイティジャパンが開催するCIVIL NX技術講座は、土木エンジニアにとって非常に有益な機会となるだろう。特に、東京都市大学の吉川弘道先生による講演は、理論と実践を結びつける貴重な場となる可能性が高い。また、全国8都市での開催により、地方のエンジニアも最新の技術動向にアクセスしやすくなるという点で評価できる。

しかし、一方で1日限りの講座で深い理解を得ることには限界がある。参加者が講座後も継続的に学習できるようなフォローアップ体制の構築が今後の課題となるだろう。例えば、オンラインでの補足セミナーの開催や、質問対応のためのコミュニティ形成などが考えられる。これらの取り組みにより、参加者の理解度をさらに高められる可能性がある。

また、CIVIL NXの新機能は土木設計の効率化に大きく寄与すると期待されるが、ソフトウェアへの過度な依存は避けるべきだ。設計者自身が基本原理を深く理解し、ソフトウェアの出力結果を適切に解釈する能力を維持・向上させることが重要である。今後のバージョンアップでは、ユーザーの理解を促進する教育的機能の強化も期待したい。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「CIVIL NX のリリースを記念し「MIDAS 土木分野 技術講座」を全国8都市で開催 | 株式会社マイダスアイティジャパンのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000019.000056342.html, (参照 24-09-29).

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